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鎌倉古道 [道]

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鎌倉に向う光景の中で考えていた。藤沢から江ノ島に向う外側に広がる光景は遠くになだらかに続く丘が見え丘の麓には墓が海に向けて階段状に多く設けられている。その下には寺が多く古道に沿って鎌倉の入り口龍口寺に向う。古道はたいてい山裾を這うように曲がりくねり続いている。近代に道は一直線に目的地を目指す。現代人の思考とそっくりだ。そうだ高潮で多くの先祖の墓も流され、人々は山の斜面に墓を移動しているのだろう。北海道でも同じような光景を見た。海に向いて小高い丘の上を墓が連なっている。岡の下には集落がある。今に生きる人々よりも死者達のが賢いのか先祖を敬う気持ちが高いのか。静かな薙いだような海を見つめながら考えた。画像は古びた茶道具の灰を集める匙の錆びを波に見立てた海辺の人。
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コメント 5

斗夢

埼玉県内で「鎌倉街道」の標識を見たときびっくりしました。
「すべての道はローマに通ず」ではないですが、鎌倉に通じる道があった。
当ブログの意図するところとは違いますが、チョット思い出しました^^。

by 斗夢 (2009-07-19 14:35) 

SILENT

斗夢さん
鎌倉街道と呼ばれた街道は鎌倉からどこまで遠くはなれた場所にあったか探すと面白そうですね
九州や四国にもあったら感激ですね。
富士の麓の駕篭坂峠も鎌倉街道が山の中を通っていたと聞きました。
by SILENT (2009-07-19 20:18) 

アヨアン・イゴカー

>近代に道は一直線に目的地を目指す。
この発想が、心にゆとりをなくさせているのでしょうね。
by アヨアン・イゴカー (2009-07-20 07:52) 

SILENT

アヨアン・イゴカーさん
白洲次郎さんがGHQのメンバーに
ジープマップだか
A地点からB地点へは曲がりくねった道を行く必要がある
一直線で行くのは日本のルールではないと言った
話を思いだします
ジープルートだったかもしれませんが?
by SILENT (2009-07-20 19:58) 

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