ななとこまいり [祭]
1月13日夕刻の湘南は大磯の下町に灯がともりました。その灯は七カ所の道祖神さんの仮小屋で「オカリヤ」といいます。子供達が主役で道祖神さんが主役の祭りですが最近は少子化で大変のようです。古くはお正月のお飾りを道祖神さんの前に集め、ドンド焼の準備をするためと、子供達が小屋で番をして町内のお飾りが盗まれないようにした様です。子供達は太鼓を先頭に夜の町内を回ります。「おかりっこめでた 御家はご繁盛 ご繁盛 ご繁盛」と囃し御祝儀を各家から貰います。1月の11日から13日迄が「ナナトコマイリ」の時期で大磯の下町七カ所に設けられたオカリヤを総てお詣りすると一年福に恵まれるといわれています。下町は
南下町と北下町にわかれその二つの町が南から、坂下、濱乃町、大泊、子の神、本宿、浅間町、大北の7つの集落に別れていたのだそうです。昔火事が有り南下町の人達が明治時代に長者町という独立した町へ移住しました。よって8カ所の道祖神さんを巡ることになり「ナナトコマワッテヤートコサ」と8カ所を巡るようになったそうです。今夜下町では子供達の「オカリッコの唄」が聴こえて来るかも知れません。「オカリッコメデタ アナタモシアワセニ」
画像は下町の1月13日現在のオカリヤ光景です。
2011-01-13 20:00
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コメント(3)
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素敵な伝統あるお祭りですね!
いつまでも伝承していきたいものですね。
by 駅員3 (2011-01-13 20:57)
当方の道祖神まつり(庚申様)やドンド焼きとは随分雰囲気が違います。
お話の内容も写真も、貴重な資料ですね。
by sig (2011-01-14 14:35)
沢山の道祖神が残っていますね。民衆の心のよりどころがいつまでも残ってほしいですね。
by Silvermac (2011-01-14 15:39)