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玩物喪志 [遊び]

「名前のない道」赤木明登著の冒頭、『犬馬難鬼魅易』という言葉が出てくる。画家の松田正平さんの書いた短冊の文章だ。鬼や妖怪といったものを描くのは容易いが、犬や馬の様にありふれたものを描くのは難しい。馬は今では身近に見られなくなったが、身の回りにあるものを描くのは確かに難しい。それは日常の出来事をどれだけ見ているのかにも通じるのだろうか。本物の普通さで、普通の暮しの中で、しっかりと生きるという事。作家水上勉さんの語った言葉に、日本で戦争の気配が濃厚になった時期、都会で暮す人々は、その気配を感じる事に敏感でなかった時、都会から離れた、作家の在所の職人さんが、いち早く戦争に向かう世相の動きを敏感に感じていた。という話。

都会には情報が溢れ、鬼や妖怪に類した刺激的な情報が溢れ、人々は麻痺した世界に住んでいるのだろう。故に静かに時が流れている在所の方が、敏感に戦争の気配を感じることが出来たのだろう。
先入観に支配されず、裸の王様を見ることが出来る人々が現在どれだけこの国にいるのだろうか。
他の国にも裸の王様がいるのだから、この国にも居てもいいという論理には絶対ついていけない。

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つゆぞらにコーラのしずるとぶこのよ



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とげのあることばもおちしつゆのまち



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ぶろっくのさびたるなつをあめのつぶ



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けいじばんいまけいたいへつゆさなか



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ひょうしきなきかいろのまちにつゆのなき



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ふういんすこっかのひみつつゆのもと



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さびはてつのもえることなりとしるなつ



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なつにねるきといしとありたり



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ひそかにみえるものなつのひみつ



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おのまとぺこのくにのなつにまたうまれ

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yachitake

ご訪問・Nice ありがとうございました。
お暇があれば、またよろしくお願いします。
by yachitake (2013-06-13 23:42) 

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