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二月二十三日 [雲]

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昭和2年大谷光瑞師来磯、大磯駅より線路際を西に坂を下ったあたりに浄土真宗大谷派の別院があったようだ。南下町の篠田別荘にて静養、どう別荘より各地に往来とある。大谷光瑞とは、西欧列強のアジア侵略が激化し始めた20世紀初頭、インド仏跡の巡拝と海外における宗教活動の視察のためロンドンに赴き、ヨーロッパの各国が国を挙げて東洋学に取り組んでいるのを目のあたりにし、衝撃を受ける。「キリスト教徒が仏教の遺跡を探検しておるというのに、われわれが坐視するわけにはいかん」国家的大事業である西域探検を西本願寺という一教団の力で押し進め、世界を驚嘆させた浄土真宗第二二代門主、大谷光瑞は興味深い方である。
戦後、インドへ青年団を移住計画は壮大な狂気を感じる計画ですが。

昭和12年大磯で伝書鳩、坂田山や高麗山での情死行為頻発のため捜査連絡の敏を図る。伝書鳩が、心中多発の情報を運んだ時代。何かネットの現代では感無量ですね。心中と伝書鳩なにか組み合わせがフィットしていて思わず空を見上げてしまう雨上がりの朝でした。昨夜は春一番のような大風が吹きました。
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コメント 4

斗夢

春一番も吹かず、きょうは暑い一日でした。
by 斗夢 (2015-02-23 18:34) 

SILENT

斗夢さま
横浜駅周辺まで今日は行きました。東急ハンズのビルが更地になっていて驚きました。数年行かないと浦島太郎ですね。
by SILENT (2015-02-23 21:04) 

JMCA

はじめてコメントします。私は、大谷光瑞について調べていますが、昭和2年の光瑞大磯訪問の記事は何の文献に載っていますか?よろしければご教示ください。大谷光瑞は興味深い人物ですが、海外旅行が多く、日本では京都伏見に滞在している場合が多く大磯訪問は珍しいと思いました。
by JMCA (2016-01-20 08:34) 

SILENT

JMCAさま
お尋ねの件、大磯町史新聞記事目録に、昭和篇という冊子を、大磯町で発行しています。横浜貿易新報に載った記事のダイジェスト版です。詳細は横浜貿易新報の原本を当たられるとわかるかもしれません。
ただいま隣町の二宮で徳富蘇峰記念館の企画展にて、大谷光瑞氏関連の書簡が展示されているようです。徳富蘇峰記念館のHPもご参照ください。以上お役に立てば幸いです。SILENT
by SILENT (2016-01-21 12:25) 

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