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八月八日 [旅]

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昨日新宿伊勢丹百貨店の一階の売り場で、婦人靴下を買った。久しぶりの百貨店の売り場なので、鞄売り場の女性に、婦人靴下の売り場を聞いた。正面玄関入ってすぐの柱周りにその婦人靴下のコーナーはあった。SALEとパネルがある靴下のバーがあり、正価で売られるものと数点の靴下が売られていた。二足を選びレジカウンターで「他のフロアーかこの一階にレディース・ソックスの売り場はありますか。」と年配の品の良さそうなレジの彼女に尋ねた。「ブランドのショップの中に御座います。」と答えが帰ってきた。『ブランドの箱の中にしかないのですね』と私は再度確認した。『左様で御座います』と当たり前の答えが帰ってきた。ここで「どのブランドでは靴下を追いていますか」と聞くのは野暮と考えた。かってこの百貨店でも婦人靴下の売り場は、業界用語で『平場』といって靴下だけのコーナーが一角を占めていた。『箱』とはブランドの一つだけで成り立つショップで、巨大な百貨店の中に文字通り、箱型に仕切られ独立した空間で、著名ブランドのCHANELや、Diorなど、直輸入型の海外の本店と変わらぬ内容で商売をする。百貨店にはこの、『平場』という単一品種を各社の品揃えで揃えた
売り場と、『箱』型の売り場の、大きく2種類で構成されていた。
専門店型の他店では、家電に特化したり、医薬品に専門化するなどの専門店が発達した。
平場の構成は、大衆型の消費者に向けた売り場なのだろうか。近年はセレクトショップで箱と平場の中間の構成をした店が多い。新宿は銀座の海外からの直営店や、フランチャイズに対抗して、売り場構成を大きく変えていた。デパ地下も含め現代の日本の縮図のような売り場の叫びを感じた。消費文明は何か行きずまった気がするのは自分だけなのか。
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