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十一月二十二日 [写真]

R0140884.jpg日曜美術館でアラーキーの特集を見た。写真家アラーキーの作品で一番好きな本は「さっちん」だ。土門拳の「筑豊の子どもたち」と同じ生命力と、作者の自画像が浮かび上がってくる。そして最近の右目を失明して、青山墓地をレンズを壊して撮ったシリーズが圧巻だった。自分のカメラにも一本レンズの後ろ側が傷ついたレンズの写りが好きなので、その気持ちがよくわかる。自分でレンズを傷つけたわけではないが、自分からレンズを傷つけ割れ目まで日々を入れる神経は、凄まじい。激しい生への衝動を感じてしまう。欧羅巴で失明した写真家の写真集というのを以前見たが、見るということは人間の何なのだろう。
最近強烈に、昔の露出計が気になりだした。光を計る針の揺れが何か、ラヂオの微かな音にも似て気になるのです。


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             冬紅葉せせらぎ奔る風の音  ムオン








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