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10月12日 [俳句]

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ぴゅるぴゅると小指の先の唐辛子 むおん

数年前の冬に作った句です。風の音と、赤くなった小指の先が唐辛子のように思えてきたこともあったようです。

今日は家中の短冊を入れた額の中の句を、変えてみました。

久保田万太郎さんの、平仮名が点々と雨だれのように書かれた

おんなかんな女かんなの寒さかな 万

という句が好きです。殴り書きのようん書かれた文字の短冊は真筆かどうかわかりませんが、その拙さゆえに本物のように見えてきます。



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秋の空から 雨が流れて居る坂 裸木

大橋裸木さん、「陽に病む」と一番短い句を読んだ人でしたっけ。らぼくの文字の裸は、あっていると思いましたが。 


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lamer

久保田万太郎の俳句 これが江戸っ子の粋な感覚なんですね。
そんな感じがしました。
by lamer (2016-10-12 22:02) 

SILENT

lamerさま
コメントありがとうございます。
江戸っ子は、神田はカンタと濁らずに言ったそうですが。
おんなかんなも、濁点のない句ですね。
リズム感とスピード感が確かに江戸を感じます。
by SILENT (2016-10-13 19:12) 

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