10月29日 [花]
路上一面の白い小さな絨毯が今朝あった。
霜には早い、まして雪でもあるまい。
暗がりに一面ひろがる白きものの正体は、花だった。星の様な数々の花は、柊の様な濃い緑の葉蔭からこぼれ落ちた、銀木犀の花だった。
金木犀の花は今年も終わり、あの強烈な香りに引き換え、銀木犀の花の香りは控えめで上品だ。
花も例年12月近くに咲いていた。秋が毎年短くなり夏からいきなり冬の気配の花なのか。
路面に散った花の姿を見て、落下の地図を頭の中に描いて見た。金木犀の落花、椿の落花、薔薇の花弁の落花、様々な季節の落花達。その落花達だけの花の地図、面白そうだ。
銀色の雫したたり冬がくる むおん
2016-10-29 09:55
nice!(24)
コメント(2)
トラックバック(0)
金木犀は黄色ですが
銀木犀は白い花ですか。
近くに銀木犀あるのですが、花が咲きません。
by そらへい (2016-10-29 21:09)
そらへい様
銀木犀は、気難しい木みたいですね。赤系統の色素の花のが原種に近いのでしようか。彼岸花も白は少なく、ピンクがかった白の彼岸花も見かけました。
by SILENT (2016-11-02 09:05)