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十一月十七日 [人]

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パリで今何が起こりどうなっていくのか?
そしてシリアの人々は、、、、
パリの報復というが
ロシアも加わった勇士連合のシリアへの空爆は2000回を越え、空爆によって市井の人々を含む50万人以上の人々が犠牲になっていると言われる。
今回パリのテロで亡くなった人が200人近くとすれば人命軽視指数は1対2500となる。
当然パリのテロを肯定することは出来ないが、私たちはパリで犠牲になった人々とともにシリアにおける戦闘員以外の市井の人々の犠牲にも目を向ける必要がある。

今回パリで起こったエマージェンシーはシリアでは毎日起こっていることなのである。
その結果、ISの脅威から逃れる以上に空爆によって、大量の難民がトルコや欧州を目指したわけだ。
つまり勇士連合国は自らの所業によって大量のシリア難民を自国へと導き寄せているのである。
このような流れの中でパリでテロが発生し、そのテロリストの傍らにシリア難民のパスポートが転がっていたという誰が発信したかわからぬ情報はきわめて出来が悪い。

テロを行うのに自分のアイデンティティを所有する間抜けはこの世にはいない。
このガセ情報によっておそらくシリア難民に対する防御と排斥は欧州において高まるだろう。
空爆によって叩き出され、その空爆国からさらに追い払われるやもしれぬシリアの無辜の民はいったいどこに行くのだ。http://www.fujiwarashinya.com/talk/

以上は、藤原新也氏のコメント『新也トーク』からの引用だ。911が発生してアメリカの女性評論家スーザン・ソンタグ氏が、事件の真相にある深い洞察を世間に問うことがあった。「これは文明や自由や人間性に対する攻撃ではない。自称『超大国』への攻撃だ」と断じたうえで、ハイジャック犯より「反撃されない高い空から攻撃する者(米兵)の方が卑劣」と痛烈に自国を批判した。それは見る側の視点と、深い祈りがどれだけあるのかという尺度の違いを感じた。

恐怖はお互いを傷つけ、憎しみは増長することしか望まない。深く深く静かに考える時間が必要と感じた。









             どんな闇も光輝く秋の陽を求む  ムオン





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               生き御霊眼を閉じて秋の夢   無音






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