SSブログ

十一月二十一日 [空]

夢03.jpg
スーザンソンタグの『写真論』の中で、19世紀の美学者でマラルメの言葉に、「世界のあらゆるものは本になるために存在する」という言葉を引き継いで、ソンタグは「今日あらゆるものは写真位なるために存在する」という。アフリカの動物狩りの人々が現代では、巨大な望遠レンズで獲物を狙う行為の指摘に何か胸を突かれる。街で望遠レンズで撮影する人の本性と、スナイパーの本性が重なる。
カメラも世界を欠けさせていく武器なのだ。
スクリーンショット 2015-11-19 13.03.01.png
写真とは何か。ソンタグを暫く読み解こうと思う。



         秋空をカメラのうちに吸い込んで   無音







この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。