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1月4日 [人]

昨日の箱根駅伝復路を見に出かけた。家から徒歩三分の距離に国道がある。鈴なりの人出は、年間で昨日と一昨日の二日間だけの毎年の出来事。走り来る選手たちよりも応援や中継車や白バイが主役のような賑やかさ。選手は一瞬人々の前を駆け抜ける。目の前の選手を応援する人はいなくて、次のやってくる選手を待つ人々の顔が何ぜか不思議な光景だ。選手の背中に応援の声を投げかける人は少ない。人は限りなくやってくるものに期待を込め、今の現実と過去への賞賛は少ないのだということを思い知る。

 今は最高だが、明日はもっと輝くと、未来が希望に満ちているのを実感するのは今が充実しているかだ。今の今はなぜか早く過ぎ去っていく。駅伝の選手たちの背中のように、未来へ襷を渡す選手たちのふる腕のように。静かにこの光景の向こうに雪の富士と、松林と相模灘が春の日のように光っているのが見えた。今日から仕事始め。今朝の東海道に昨日の声援の余韻が、耳をすませば本の少しだけ残っていた。

DSCN6728.jpg駅伝の黒子たちが気になる

DSCN6759.jpg駅伝を横切る人は結構多い

DSCN6770.jpg声援にまぎれる選手の姿は見えにくく

DSCN6929.jpg湘南大磯からの富士と足柄古道の矢倉岳が左下に見える

DSCN6935.jpg相模灘と東海道松並木大磯台町付近

IMGP6498.jpg三が日の暖かさで菜の花も超満開







             走者にヘリにTVの戦場三ヶ日  無音







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