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2月17日 [旅]

この町に住んで10年が過ぎた。大正時代末期に建てられた家が、跡形も無く壊されようとしている。恐竜のような頭の、機械があっという間に、100年近い建物の歴史を白紙にして行く。100年前の光景と大地がそこには生まれるのだろうか。残したかったのだけどと年老いた女性が、その光景に背を向けて去って行かれた。

我が家では男の子達だけの子供だが、小さな雛達は三セット今年もお目見えする。
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最初の豆雛は奈良の町で出逢った。

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ふたつめのカップルには、東京青山の町で。

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最近の雛達はこの町で会う。
大正の家でも、紅い毛氈の雛壇に飾られていただろう姿を想像する。
この町でもママチャリで闊走する若い夫婦の姿が増えている。

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