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6月06日 [写真]

50年前の写真を見ていると、当時考えていたことが蘇ってくる。
色見本帳が好きでたくさん集めていた。断面を見ると地層のようで特に好きだった。
その断面を捻り撮影した。
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その断面に授業で習った銅板印刷をすることができないか考えた。色見本帳の幅を限りなく細く切りそのまま捻ると厚さが数ミリの紙の配列になる。それを銅板印刷のプレスにかければ印刷は可能になるはずだ。薄いグラデーションの紙を何枚か作成し銅板にかけた。今その作品はないが頭の中でもう一度呼び出すことはできる。不思議な世界。
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写真の授業で、お菓子のカルミンを買い込み、スタジオの床に紙を敷き並べた。中央にお気に入りの丸く切った写真を置き、高い位置から俯瞰で撮った。ライティングでカルミンの影が希望通りに広がった。

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何気なく撮った切り株の上の、自転車のベル、光る鉄の質感に洗濯物の列が写り込んでいるのが見えるのが懐かしい。フィルム特有の粒子感とボケの世界を思い出した。


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   過ぎ去りし写真の記録夏が往く  ムオン






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