6月07日

写真を撮った、シャッターを押した瞬間の事を覚えていることがありますか。その前後の事も思い出すことがありますか。シャッターを切りその画像が思っている通りか、それ以上と予感が働き、頭の中にいい瞬間が撮れたと記憶することがありますか。

俳句の世界で、正岡子規や、ホトトギスの俳人たち以後は、視覚的世界が強まり、それ以外の情緒が抑えられたという文章を読みました。匂いや音や触覚や味覚の感覚が鈍くなったということなのでしょうか。視覚優先社会の今なのでしょうか。

1960年代に鎌倉の祇園山辺りから撮った、スライドが出てきました。中央に15両編成の横須賀線が写っています。煙がたなびいている夕方の光景です。煙の匂いや樹々の香り、下界の騒音も聞こえてきそうです。遥か稲村ヶ崎の遠望は今も同じでしょうか。


鎌倉今昔というスマホ用アプリに、1980年代の鎌倉の光景がありました。以下引用です。



同じアプリで、現在の光景がありました。



関東地方も梅雨に入り外の景色は、湿度たっぷりです。



数日前、海に向かうアオバト達が、樹々から様子を伺う光景が見られました。梅雨に入り山から海までの飛行は厳しいものを連想します。雨の中を一時間飛行して海に出て海水を呑むアオバト達。



秋でもないのに高層雲の筋雲が毎日観られます。