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6月21日 [アート]

六本木のギャラリーで開催中の、草間彌生さんの作品展のお知らせ画像を見た。
彼女の初期の作品集だという。白い絵の具の筆跡が波のように畝り、連なっている。その渦の連続する空間に、無数の黒い点の空間が浮かぶ。見事な関係だ。
初期作品は、彼女のトレードマークの水玉の図のネガとして描かれている。

今黒い水玉作品の、水玉を囲む白い筆跡を思い浮かべて、新たな衝撃を感じた。
ネガとポジ。六本木に出かけねば。

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黄昏時と、彼は誰時の違いを知った。夕闇迫る時間、多勢の人影の中に誰ぞ彼はと目を凝らす光景。ゆえに、たそがれ時となり。人影がひとつ、彼は誰ぞと疑うのが、かはたれ時。
光があれば、その存在は、明確になる。
陽の光の中で、死んでいる大きな蚊を見た。

蚊には黄昏時が似合う。

蚊に吸わる彼は誰時の懐かしさ 無音

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花の蜜求めし蚊をばじつとみる 無音

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