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8月02日 [色]

夏には淡い水色の世界が涼しい。藍染の色は何か水を連想させ冷たく透明感のある世界を感じる。その青の階調の色の種類は、美しい呼び名が多い。

浅葱色(あさぎいろ)、水浅葱、花浅葱、納戸色、新橋色、水色、天色(あまいろ)、群青色、秘色、瓶覗、藍色、薄藍、濃藍、青藍、褐色、青褐、褐返し、藍鉄色、藍錆色、縹色(はなだ色)、薄縹、淺縹、瑠璃色、紺瑠璃、鉄紺、茄子紺、紫紺、勿忘草色、露草色、薄花桜、紫苑色、花色、薄花色、などなど
なんと数の多い青の色名達だろう。

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青という名は、古代暗いという意味を持っていたようだ。古代の色は、光を意味するものから始まり、明るいを表す色は、赤だった。文字どおり太陽の色の朱であり、明るいの赤だった。

青は黄色から緑を経て、青に至る広い領域の色を、アオと呼んでいたようだ。
アヲだったのかもしれないが、夜空の青の階調は闇にと続いていく。

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青は鎮静効果を出す色かもしれない。知的で冷静なイメージの青。蒼、碧、青と様々な顔を持つ。
赤の領域は、明るく活動的な色、輝き陽気さの溢れる世界。朱、緋、赫、丹、紅、赤とすべてアカと読む種類の多さ。

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定かでなかったものがカタチを表す。青い瓶が目の前にある。

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   蒼き騎士真夏の海に飛びこんだ  無音


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   明確なカタチを あらわす前の姿のが その真実の気配は強く感じる


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