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9月20日 [人]

太平洋戦争中、アメリカ全土にいた凡そ12万人の日系人が、老若男女を問わず、アメリカ内陸部の強制収容所に移動させられたそうです。その時の日系人退去命令書。1942年5月の日付が見えます。
ビルや電信柱に貼られた命令書には、一週間で身の回りを整理して出頭、荷物は手に持てるだけと。
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まるで福島原発の退避状況と類似していることに驚きました。チェルノブイリでは強制的に村からバスに乗せられ退去させられた老女が、バスケットに飼い猫を入れてのみ故郷を離れた話など連想しました。いつ終わるのかわからない収容所への道です。

幼い退去者とキャプションの写真
年齢や市民権の有無に関係なく、日本人の血を引くものすべてが退去の対象。家族の荷物と一緒に集合センターへ送られるのを待つ少女。1942年春
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アメリカ国内に居住する現在のイスラムの人々の現状を思います。イエローモンキー、ジャップと差別されるカラードと呼ばれる差別の現実を思います。

収容された人々の3分の2はアメリカ生まれで、アメリカ国籍を持ち、大半は日本語の読み書きができず、日本に行ったこともありません。収容された半数の人達は17歳より若い人たちだったと言います。
第二次世界対戦以前も大戦中も、日系人による破壊活動や転覆工作といった、敵国を助けるような裏切り行為はありませんでした。然しそうした事がおこる可能性を封じる事が、収容所の口実となったそうです。西海岸に集中した日本人や中国人の経済進出が脅威と考えられ、1913年には、外国人土地法、1924年には、排日移民法で、日本からの移民が禁止されていたそうです。

第442連隊戦闘団
1943年日本人二世だけで構成する戦闘部隊が、33000人のアメリカ陸軍が誕生し、多くが収容所からも志願したそうです。この部隊は最も多くの勲章を授与され、戦死者や死傷者は多く、勇猛果敢さは、アメリカの忠誠への証として世界で恐れられたそうです。442部隊の兵士の家族。
日本の当時の首相東条英機は、二世たちにアメリカ国民であることは、アメリカに忠誠を尽くせと。手紙を送ったそうです。何か手紙の重さを感じますね。何故祖国は戦っているアメリカに忠誠を尽くすか、日本に帰るかと言えなかったのでしょうね。

日本が台湾の少数民族の部隊を編成して、アジアの戦場で勇猛果敢な成果を挙げた事例を思い出しました。
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1941年12月7日真珠湾攻撃から48時間以内にFBIは、確たる捜査なしに約3000人の一世を「敵性外国人」として逮捕したそうです。あらかじめ戦争が始まることをFBIは、知っていたのでしょう。

収容所の人々が、その生き様を遺したお話、明日に続きます。
「尊厳の芸術」強制収容所で紡がれた日本人の心 以上から引用


9月19日 [道具]


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待機電力という言葉は、東北大震災による原発事故で、計画停電が始まり、その際節電のために出てきた記憶がある。一般家庭での電力使用量の約6%が、待機電力だという。

待機電力あるいは待機時消費電力(たいきじしょうひでんりょく、Stand-by power)とは、コンセントに接続された家電製品が、電源の切れている状態でも消費する電力のこと。待機電力を多く消費する機器の代表的な例は、給湯器、エアコン、オーディオ・ビデオ機器、などである。
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待機電力節約には、コンセントからプラグを抜くことが勧められているが、機器によってはプラグを抜くと時計やタイマーなどの設定がリセットされ利便性を著しく害すことがある。デジタルテレビではメーカーから送信される更新ファームウェアが受け取れない。その他、プラグの抜き差しを頻繁に繰り返すと電圧変動などで製品そのものの寿命を短くする恐れがあるだけでなく、主電源を切らずにプラグを抜いたり、主電源を切っても機器の動作が完全に停止する前にプラグを抜いたりすると故障の原因になることがある。また、プラグの抜き差しを頻繁に繰り返すとコンセントとの接続部が緩んでプラグが外れやすくなり、接触不良での出火や漏電、感電の原因ともなる(この場合はスイッチ付きのテーブルタップの使用が有効)。待機電力を全く消費しない電気製品も多く、無駄なプラグの抜き差しを繰り返さないよう事前に待機電力の有無を調べておくことが必要である。電力消費を抑えることは地球環境を守るために有効であるが、待機電力の少ない新しい機器に頻繁に買い換えると、費用面だけでなく、製造・運搬・購入の段階において新たにエネルギーが消費されるため、二酸化炭素の排出量がさらに増加し環境面でもマイナスとなることがある。

以上ウィキペディアからの引用であるが、倉本聰さんの「ヒトに問う」原発YESかNOか、いますべての日本人に問う。という本の中の待機電力と家電メーカーの姿勢について書かれたページが気になった。以下

一寸待つことの不便に勝てず、あらゆる電化製品にあたりまえのようにつけられてしまった待機電力装置。もったいないからソケットを抜けという前に、どうして電機メーカーは待機電力装置を持たない製品を、一般市場で売ろうとしないのか。それは不便だから人が買わない、だから作らないとメーカーは云うが、毎晩眠る前にソケットを抜いて歩く不便を感じる人もいる以上、少なくとも買う人の選択の余地を残しておくのは、メーカーの義務だと思うのだが。

とある。家電製品の設計段階で待機電力装置を外せると考えたことは自分にはなかった。確かに電話や、ネットや、エアコンがつくのに速いことに慣れてしまっているが、便利さで待機電力が必要なのかは、考えてしまう。究極的には電気の使用も最低限でいいと思うのだが、最低限のモノサシは人様々だ。コンセントやブレーカーを器具に合わせて落とせば、節電になると考え実行してきた自分。企業側で待機電力装置をつけないという発想。何か電気の知識はないのだが、深く感じた。


待機電力という言葉は、東北大震災による原発事故で、計画停電が始まり、その際節電のために出てきた記憶がある。一般家庭での電力使用量の約6%が、待機電力だという。

待機電力あるいは待機時消費電力(たいきじしょうひでんりょく、Stand-by power)とは、コンセントに接続された家電製品が、電源の切れている状態でも消費する電力のこと。待機電力を多く消費する機器の代表的な例は、給湯器、エアコン、オーディオ・ビデオ機器、などである。

待機電力節約には、コンセントからプラグを抜くことが勧められているが、機器によってはプラグを抜くと時計やタイマーなどの設定がリセットされ利便性を著しく害すことがある。デジタルテレビではメーカーから送信される更新ファームウェアが受け取れない。その他、プラグの抜き差しを頻繁に繰り返すと電圧変動などで製品そのものの寿命を短くする恐れがあるだけでなく、主電源を切らずにプラグを抜いたり、主電源を切っても機器の動作が完全に停止する前にプラグを抜いたりすると故障の原因になることがある。また、プラグの抜き差しを頻繁に繰り返すとコンセントとの接続部が緩んでプラグが外れやすくなり、接触不良での出火や漏電、感電の原因ともなる(この場合はスイッチ付きのテーブルタップの使用が有効)。待機電力を全く消費しない電気製品も多く、無駄なプラグの抜き差しを繰り返さないよう事前に待機電力の有無を調べておくことが必要である。電力消費を抑えることは地球環境を守るために有効であるが、待機電力の少ない新しい機器に頻繁に買い換えると、費用面だけでなく、製造・運搬・購入の段階において新たにエネルギーが消費されるため、二酸化炭素の排出量がさらに増加し環境面でもマイナスとなることがある。

以上ウィキペディアからの引用であるが、倉本聰さんの「ヒトに問う」原発YESかNOか、いますべての日本人に問う。という本の中の待機電力と家電メーカーの姿勢について書かれたページが気になった。以下

一寸待つことの不便に勝てず、あらゆる電化製品にあたりまえのようにつけられてしまった待機電力装置。もったいないからソケットを抜けという前に、どうして電機メーカーは待機電力装置を持たない製品を、一般市場で売ろうとしないのか。それは不便だから人が買わない、だから作らないとメーカーは云うが、毎晩眠る前にソケットを抜いて歩く不便を感じる人もいる以上、少なくとも買う人の選択の余地を残しておくのは、メーカーの義務だと思うのだが。

とある。家電製品の設計段階で待機電力装置を外せると考えたことは自分にはなかった。確かに電話や、ネットや、エアコンがつくのに速いことに慣れてしまっているが、便利さで待機電力が必要なのかは、考えてしまう。究極的には電気の使用も最低限でいいと思うのだが、最低限のモノサシは人様々だ。コンセントやブレーカーを器具に合わせて落とせば、節電になると考え実行してきた自分。企業側で待機電力装置をつけないという発想。何か電気の知識はないのだが、深く感じた。





以下参考までの欧州の待機電力規格の例から
Power Integrations、欧州の Ecodesign 待機電力規格をターゲットとした、無負荷時消費電力 10mW の電源回路を発表
July 16, 2009 09:00 AM Eastern Daylight Time
LCD モニター、LCD テレビ、電化製品や外付けアダプタ製造者の、効率性重視のニーズを満たすLinkSwitch-XT 使用の設計

カリフォルニア州サンノゼ発--(ビジネスワイヤ)-- 優れたエネルギー効率を持つ電力変換用高耐圧 IC で業界をリードする Power Integrations (Nasdaq: POWI) は、本日、新しいデザイン技術レポート (DER-227) を発表しました。本レポートは無負荷動作中に 10 mW しか消費しない 3 W 電源回路の設計について詳しく記してあります。この電源装置内での極小の電力消費によって、電子装置がより多くの電力を使うことができます。ここで言う電子装置は欧州連合の Ecodesign Directive for Energy-Using Products (EuP) (エネルギー使用製品のエコデザイン((環境配慮設計))に関する指令) などの規定に設けられた待機電力制限に適合するよう設計されたもののことです。



以下参考までの欧州の待機電力規格の例から
Power Integrations、欧州の Ecodesign 待機電力規格をターゲットとした、無負荷時消費電力 10mW の電源回路を発表
July 16, 2009 09:00 AM Eastern Daylight Time
LCD モニター、LCD テレビ、電化製品や外付けアダプタ製造者の、効率性重視のニーズを満たすLinkSwitch-XT 使用の設計

カリフォルニア州サンノゼ発--(ビジネスワイヤ)-- 優れたエネルギー効率を持つ電力変換用高耐圧 IC で業界をリードする Power Integrations (Nasdaq: POWI) は、本日、新しいデザイン技術レポート (DER-227) を発表しました。本レポートは無負荷動作中に 10 mW しか消費しない 3 W 電源回路の設計について詳しく記してあります。この電源装置内での極小の電力消費によって、電子装置がより多くの電力を使うことができます。ここで言う電子装置は欧州連合の Ecodesign Directive for Energy-Using Products (EuP) (エネルギー使用製品のエコデザイン((環境配慮設計))に関する指令) などの規定に設けられた待機電力制限に適合するよう設計されたもののことです。

9月18日 [道具]

待機電力装置というものに、今日は朝から大変興味を持った。詳細は明日へ続く。

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9月17日 [映画]

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iphoneを活用して撮られた映画の話を読んだ。
シン・ゴジラという作品
iphoneを何台も使って作られたのだそうです。確かに解像度も上がり、なめらかに見える画面、高価な撮影用カメラより、iphoneのカメラやスクリーンに見慣れた現在。リアルさは、よりあり、編集も、素早く、何より観衆の側もiphoneでも観れる時代。

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何か凄いが、当たり前になっていく事を感じました。あと数年したら、映画も好きなものをスマホで編集して自分なりのアレンジで、鑑賞が簡単に出来るそうです。古いゴジラ作品から、新しい作品のゴジラ迄、好きなカットを編集してBGMも自分なりにアレンジしてなんて、ふと考えてしまいました。このブログでも、何度も使い回しの画像を載せる事が多くなりました。
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編集で、新たなイメージが、生まれる世界です。

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9月16日 [道具]


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無地極上

銀座で数年前に個展を開いた陶芸作家の言葉で「無地極上」という言葉を聞いた。

無地は、柄や模様のあるものをも含むのですよと、その作家は言った。
器の無地は、そこに盛られる料理によって、無地であることが故の脇役となって力を発揮するのだろう。然し器は料理が盛られていない時間のが長い。
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道具は得てして、機能のためのカタチや、素材から始り、柄や模様や色に関しては最終的で、余計なものともなる。

機能美の存在感あるものは、無地から始まる。素材の素のままの状態や、機能が優先の潔さが迫ってくる。
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世の中のものが、普及して売れなくなったり飽きられてくると、無地よりも柄や色で勝負を始める。携帯電話も、カメラも、住宅までも、柄や模様や色を展開している。

無地は、引き立て役であることで他のものの存在感をより強く出す。
無地は素材がなんであるかが重要なファクターになる。

極彩色や柄が濃密に溢れ出すと、遠目では無地になる。
世界を引き加減でみれば、すべては灰色の世界になる。
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無地はいろいろな可能性を持っている。

家を建てる時に、外壁は無地の素材のムクの金属仕様にしたいと思った。
素材に色や、柄を載せる前のムクの金属が使いたいと思ってコストを見たら、色をのせたり柄のあるもののが安かった。
需要と供給の関係だそうだ。

無地の茶碗よりも、一本の線が藍色で入ったもののが市場ではよく売れるという。無地の茶碗は極安い大量生産のものか、超著名な作家のものになるという。無地極上、結構奥が深い世界と感じる。

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9月15日 [世界]

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ブランド考

今もライセンスビジネスという世界は存在するだろうか。
昔アパレル業界の仕事をしている時に、欧州や米国のアパレルブランドと契約し、1ブランドで年間数千万円からのライセンス料を支払っていた。
日本がバブル経済に陥る前の話だったと思う。
契約先の元ブランドは、直営店や、直営工場を持ち、そこで製作されるアパレル商品のオリジナルの他に、ライセンス料を取って元ブランドのイメージで製作し販売するビジネスをしていた。

あるブランドの国内ライセンス商品を、一同に並べたら冷蔵庫からコタツ掛け、魔法瓶にコーヒーカップ、マフラーからコートまでの衣料品、風呂敷、家電製品や文具に学校の制服まで、あらゆるものが対象になり織りネームや、ロゴマークが付けられていたという。

生活が異なり、人間の体型まで違うのに無理やりのライセンスビジネス商品が溢れていた時代。
今から見りゃ、おかしい世界だが似たような世界は今もある。テレビや新聞ネットの世界でもライセンス的な情報は溢れつくしているのではないか。
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当時、膨大な宣伝費と、年数回のコレクション発表で、世界のひとにぎりのセレブ達に満足を与え、そのおこぼれのようなライセンス商品が日本でもオリジナルより格安の値段で提供されていた。

日本でもバブル景気に沸き立つ頃から、欧州から米国からの直営店の進出が始まった。初めは百貨店内の一等地に作られた店舗が、大都市の一等地の路面店に巨大なビルとして進出した。

バブル景気の頃から、百貨店の衰退が始り、専門店やセレクトショップなる商体が幅を利かし、コンビニも数を増やしていった。ストリートファッションが先端を行き、クチュールブランドはより現代の感覚へと吸収されていった。

百円ショップから、コンビニエンスストアー、量販店、百貨店、ネットショップ迄さまざまな形態の店がならぶ。

ライセンスビジネスの商品が溢れた時代。それは背伸びをした時代だったのだろうか。または一億総中流と錯覚ができた時代だったのだろうか。

ブランド直営店の進出で、欧州や米国のブランド戦略はライセンスをやめることが多くなった。直営店のイメージを守ることと、ライセンス品が時代に会わなくなったのだろう。

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アジアの国々では、今でもコピー商品が溢れる。アパレルに限らず衣食住の全てにコピーが当たり前の世界。

本物とは何か?コピーとは何か?ライセンスとはなんだったのか?
これからのIT世界でも、オリジナルとライセンスとコピーはカタチを変えてある世界なのだろう。

階級社会の象徴としての高級ブランドから、自販機で買うようなユニクロ商品の戦略まで、時代の流れを実感した朝でした。

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9月14日 [世界]

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ブラジルのパラリンピックの開会式を観ていて、感動した。
スポットライトが当たる中で両足が義足の彼女が緩やかにダンスを始めた。最初足の爪先が垂直にバレーダンサーのようにとーシューズを履いているのかと見えたがベイジュ色の義足だったことが、その後彼女がその義足部分を取り外し、弓形の義足のみとなって歩き出したことでわかった。

ゆっくりと彼女は巨大な指先のようなオレンジ色とステンレスの輝きをもったロボットに近ずく。しなやかにロボットの腕の先の先端部が彼女の指先に向かい、対象的な関係で同じ動作を繰り返す。

ロボットの動力は何なのだろう。人は筋肉という機構で動く。
人にはドーピングという話が出たが、ロボットも興奮するのか。

オリンピックは、何かパラリンピックの世界に先を越された予感がした。
何故か近い将来に、パオリンピックという一つの大会が行われる世界を夢想した。人間と機械とAIと、共生して新しい何かを生み出す世界を想像した。

ウエアラブルコンピュータは、着て身につけるコンピュータだが、いずれ体内に埋め込まれ、生体とITパーツの区分もなくなるのだろうか。

キーボードやタブレットが毛皮をまとったコンピュータや、絹の手触りのタブレットは何故ないのだろう。機械は機械らしく、人間は人間らしくの世界の境界線が消える日がやってくるのだろうか。

四六時中自分の周りに起こる事を記録し、再生がいつでもできる世界がくるという。数時間前、数十年前、生まれた時の自分の記録を、映像や音声で聴いて、人はどう変化するだろう。

パラリンピックを観て、人間はより解放されるという希望を見つけた。
健常者と、障害者いう区分が何か非常に曖昧に思えてくる世界が2020年にはより鮮明になっている気がする。

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9月13日 [写真]

最近はモノクロームの写真に、興味があります。網戸を通して写真を撮ると、様々な効果が見えてきます。霧のような紗をかけたソフトフォーカスのような世界。邪魔だと思っていた網戸が不思議な映像を産んでくれます。


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網戸抜け秋の光と風の去り むおん

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9月12日 [山]

休日箱根へ出かけました。西湘バイパスを使って車で一時間以内に箱根の目的地に着きました。
相模灘は波ひとつない静かな湖畔のようで、空には鰯雲が太陽を追いかけています。箱根03.jpg


   釣り人の独り占めせし秋灯台 無音


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  いわし雲箱根の山へ一目散  無音

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  タクシーに秋を描きし箱根山 無音

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  水引の光ひとすじ風を斬る 無音

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 さささささらさささささささ 無音

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 秋の日のみどりみどりと囁けり 無音

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  軒忍山の家なき木々にあり 無音

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  山語る秋の訪れ直ぐそこへ 無音

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  秋雨を光らせ騒ぐ風の道 無音

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  数粒の季節落ちたる銀杏の実 無音

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  夏の名残のうす紫ゆれている 無音

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  大涌谷のケーブルの駅秋の暮 無音


9月11日 [人]

コンシェルジュを再度ネットで調べていたら、フランスのアパルトマンの鍵を預かる人という解説がありました。鍵を持つからには、その邸内の主人以外の持つ権威も預けられてる人とありました。
鍵を預けるには相当な信用が必要になりますね。
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遠い昔、パリの伝統的なクラシックなホテルに、一週間程泊まった時の失敗を思い出しました。
泊まってから数日後慣れないワインに酔って、フロントに慣れないフランス語で部屋の番号を言って、鉄の檻のような古典的エレベーターで、泊まっていた階のボタンを押し、フラフラと部屋の鍵を開けて、吃驚しました。部屋には洗濯物がドア付近まで干されていて、此れは自分の部屋ではない。急いで扉の鍵をかけ一目散にフロント迄戻りました。
フロントの老コンシェルジュか、フロントマンの怒ったこと、フランス語でわからないけど、怒っていることだけよく分かる。酔いの醒めない内にと平謝りで、名前を名乗って鍵を再度受け取り、穴があったら何処でもいいと、部屋に戻った。その場でメモ用紙にルームナンバーを書いて次の日からは、黙ってフロントで見せた。
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10年程前にも、始めて泊まったカイロのホテルで初日部屋の鍵を開けたら靴が二足目の前にある。フロントに戻り強く抗議すると、ダブルブッキングのミス。大きな部屋をお開けしましたと慇懃無礼。やっと部屋に入れたら、ノックがしてお詫びの印にフルーツをお持ちしましたと、
真夏のフルーツ一晩部屋の鍵と並んでありました。フルーツの歓迎嬉しいけどお腹は拒否です。眼はカメラで保存ねと、すかさず実行しました。
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最後に数年前、鍵を掛けずに外出してもいいような、町と古家を紹介して欲しいと、品の良いお年寄りに言われました。気持ちはわかるけど相当辺鄙な場所しか、そんなユートピアは、日本でも見つからないですよと申し上げました。辺鄙な場所のが鍵を掛けないと、熊でも猿でも侵入するげんだいですかね。
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