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9月12日 [山]

休日箱根へ出かけました。西湘バイパスを使って車で一時間以内に箱根の目的地に着きました。
相模灘は波ひとつない静かな湖畔のようで、空には鰯雲が太陽を追いかけています。箱根03.jpg


   釣り人の独り占めせし秋灯台 無音


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  いわし雲箱根の山へ一目散  無音

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  タクシーに秋を描きし箱根山 無音

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  水引の光ひとすじ風を斬る 無音

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 さささささらさささささささ 無音

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 秋の日のみどりみどりと囁けり 無音

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  軒忍山の家なき木々にあり 無音

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  山語る秋の訪れ直ぐそこへ 無音

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  秋雨を光らせ騒ぐ風の道 無音

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  数粒の季節落ちたる銀杏の実 無音

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  夏の名残のうす紫ゆれている 無音

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  大涌谷のケーブルの駅秋の暮 無音


9月11日 [人]

コンシェルジュを再度ネットで調べていたら、フランスのアパルトマンの鍵を預かる人という解説がありました。鍵を持つからには、その邸内の主人以外の持つ権威も預けられてる人とありました。
鍵を預けるには相当な信用が必要になりますね。
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遠い昔、パリの伝統的なクラシックなホテルに、一週間程泊まった時の失敗を思い出しました。
泊まってから数日後慣れないワインに酔って、フロントに慣れないフランス語で部屋の番号を言って、鉄の檻のような古典的エレベーターで、泊まっていた階のボタンを押し、フラフラと部屋の鍵を開けて、吃驚しました。部屋には洗濯物がドア付近まで干されていて、此れは自分の部屋ではない。急いで扉の鍵をかけ一目散にフロント迄戻りました。
フロントの老コンシェルジュか、フロントマンの怒ったこと、フランス語でわからないけど、怒っていることだけよく分かる。酔いの醒めない内にと平謝りで、名前を名乗って鍵を再度受け取り、穴があったら何処でもいいと、部屋に戻った。その場でメモ用紙にルームナンバーを書いて次の日からは、黙ってフロントで見せた。
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10年程前にも、始めて泊まったカイロのホテルで初日部屋の鍵を開けたら靴が二足目の前にある。フロントに戻り強く抗議すると、ダブルブッキングのミス。大きな部屋をお開けしましたと慇懃無礼。やっと部屋に入れたら、ノックがしてお詫びの印にフルーツをお持ちしましたと、
真夏のフルーツ一晩部屋の鍵と並んでありました。フルーツの歓迎嬉しいけどお腹は拒否です。眼はカメラで保存ねと、すかさず実行しました。
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最後に数年前、鍵を掛けずに外出してもいいような、町と古家を紹介して欲しいと、品の良いお年寄りに言われました。気持ちはわかるけど相当辺鄙な場所しか、そんなユートピアは、日本でも見つからないですよと申し上げました。辺鄙な場所のが鍵を掛けないと、熊でも猿でも侵入するげんだいですかね。
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