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12月06日 [世界]

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川田順造著「文化人類学とわたし」を読み始めた。頁48に、靖国神社は、薩長土佐を中心とする尊皇の志士が天皇を擁して天皇親政の日本帝国を隔離するまでの、安政の大獄や戊辰戦争も含む「官軍」側の犠牲者だけを、軍人、非軍人を問わず祀った招魂社に由来している。

安政の大獄で刑死した、長州志士の育ての親吉田松陰や、靖国神社の大鳥居を入ると上野の方を睨んで立つ大村益次郎(幕末の長州戦争から上野の彰義隊の戦いに至るまで、軍政家として明治体制確立に貢献し、京都の宿で同じ長州の反対派の刺客に襲われたのがもとで病死)や長州出身の文民外交官松岡洋右(満鉄総裁を務めたのをはじめ、長州閥の岸信介、鮎川義介等と満州経営に辣腕を振るい、日独伊三国同盟の締結や国際連盟の脱退などで太平戦争の道を作った直接の責任者で、東京裁判の被告として病死)みな「xxの命」として祀られている。

240万人を越すという第二次世界大戦の軍人、軍属者の戦死者の身元不明者は靖国には祀られていないという。

靖国神社の歴史ご存知の、日本国民はどれだけいるのか?ふと気になった。



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