SSブログ

02月22日 [アート]

出先で不思議な光景を見た。
何か幻想的な見知らぬ光景。
この光景は何のためにあるのか
しばらく考えていた。

kalidai.jpg

ある時、スマホのカメラで撮った知人の画像が妙に美しいことに気づいた。
霧がかかったような、光が滲んだ画像は、フィルターを通してみた霧の中の世界のようだった。

DSC_6785.jpg

ある日気づいて知人のスマホを手に取らしてもらった。レンズ部分が見事に汚れていた。
あまりカメラを使わない知人のスマホは、そのレンズに鱗をつけたような画像が撮れた。
レンズを拭うと、シャープな当たり前の画像が撮れた。これだけのことなのだが何かいいことを知ったような得した気分になった。

DSC_6790.jpg

この網点でできたような不思議な世界は、どう撮ったのか。

DSC_6791.jpg

バスの中からの光景だ。このバスからなぜこんな光景が見えるのか。
その時、不思議なことを考えていた。

DSC_6783.jpg

このバスは外の人が中に乗っている人を見分けられないようなスクリーンが貼られているのだと、
瞬間的に思った。なぜ何のために。警察の護送車でもあるまいに。
バスはある駅から、レジャー施設までの送迎バスだった。
いつものバスから見える光景と違い、網点の世界が外に広がっている。

DSC_6746.jpg

パンチングメタルのような世界から見える光景は、バスの外側に広告のカラー写真がバス全体に貼られているためだった。内側からは網点のようなドットを通して外の気配がわかり、外を走るバスの車体はカラー広告の写真しかわからない世界だった。

DSC_6741.jpg

DSC_6739.jpg

網点の世界は目を近づけると、網目がはっきり黒く浮かび上がり、目を離すと外の光景がぼんやり見える面白い世界だった。人の目の調節機能と、カメラのオートフォーカスの世界をバスの中から楽しんだひと時です。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。