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05月18日 [写真]

先日箱根の登山鉄道線「風祭」かざまつり駅まで出かけてきた。風魔一族が昔住んだ里とも言われ、小田原大雄山鉄道線の「螢田」ほたるだ駅の名と同様に好きな駅名だ。
風祭駅を降りて1分、小田原蒲鉾の老舗「鈴廣」の店舗がある。その店舗は大型バスや、箱根駅伝の中継所としても賑わっている。その鈴廣の蒲鉾博物館の展示で世界の寄木細工と銘打った展示があった。
数年前都内の、塩とタバコの博物館でも同様の企画展示があったようだが、箱根は寄木細工の本場だ。

蒲鉾の多様な商品群の展示を見て、寄木の会場に向かう。
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巨大なライティングビューローは机の裏側まで寄木でびっしりだ。英国に日本から輸出された明治の頃から、「ミヤノシタ」という名で親しまれていたらしい。
箱根宮ノ下はホテルや家具の土産物店もあっただろう。

シンメトリーの家具に精緻な日本お職人の技術がちりばめられている。
モチーフは、左右対称の構図を外していることが面白い。
驚いたことに、シリア製と書かれた椅子があった。寄木細工は箱根のものと全く同じ柄と木製。
3000年ほど前から寄木細工は発達し中近東のイスラム文化を中心にシルクロードを通り日本にもやってきたという。目の眩むようなイスラムのタイルのモチーフを木材に置き換えれば寄木細工が完成することを頭の中で考えると納得できた。
シリアやレバノン、スペインのグラナダ地方には多くの樹木がかってあったのだろうか。レバノン杉という言葉を思い出した。寄木細工は徳川家光の時代、静岡に全国の職人が集められたという。その技術は箱根や、日光の東照宮でも発揮されたのだろうか。木材の天然お色だけの集積が、色や彫刻を施すと東照宮の華麗な建築にも結びついた。

風祭の駅で、線路内に立ち入らないための突起物が何か面白く、スナップした。
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走り去る列車の陰に三角コーン。
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古い風祭駅のスナップをピンボケに撮る

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駅には寄木プリントの印刷されたクッションがベンチの上に。
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今日は鎌倉に出かけた。北条政子の墓がある寿福寺境内。
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新緑が初夏の緑へ
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岩のようなビャクシンの木肌
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鎌倉も卯の花の季節
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足元
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扇ガ谷の海蔵寺へ。海蔵寺は井戸を含め水に恵まれ、別名「水の寺」ともいうそうだ。
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浄光明寺にも立ち寄り本日はよく歩いた。
雨の雫が萩の葉にも溜り 転げおちる。
硝子戸に映る瓦屋根が、蛇の化身の姿に見えて

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