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5月24日 [鳥]

大磯駅前から空を見上げていたら、数十羽のアオバト達が丹沢の山に、帰って行きました。高い空に絹雲が幾筋も、刷毛で描いたように広がっています。ハト達も、かなり上空へ高度を上げて飛んで行きました。サンダースホームの森からはアオバト達の低い合唱が聞こえてきました。駅舎に巣作りする燕達もやってきています。爽やかな五月も終わり、暑く蒸し暑い夏がやってきます。

昼顔の蕾が開きました。淡い淡い紅色です。





サイダーの泡より淡き疲れかな 川上弘美



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満月の冴えかえりすぎし五月かな 無音





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2月3日 [鳥]

今日は神よりの使者と言われていたカラスの肖像です。
鳥の画像が苦手の方は避けてください。




近くで身繕いを見ると、以外と賢そうな姿です。
ハシボソカラスか、クチボソカラスか定かではないのですが若鳥のようです。
彼が真っ白だったらまた違った印象を人間に与えていたのでしょう。








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  玄い空に真冬の影叫ぶ  ムオン


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   黑き羽根冬の産毛か今朝は寒 ムオン


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       振り返る若き頭脳の明烏   ムオン


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      濡羽色を墨で塗る冬の鳥    ムオン


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      蒼き闇にはカラスの一声   ムオン


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     彼方よ神の使者待つ豆播く日   ムオン











十二月三十日 [鳥]

昨日の夕焼けは綺麗でした。雲が八重垣を作るように湧き上がり水平にたなびく後、雲がいつの間にか消えて空一面が赤く染まりました。その染まる世界を見下ろすように一羽のトンビが悠然と空に浮いていました。旋回するトンビが夕日を浴びて黄金に輝く瞬間、絵にも言えない美しさでした。
沈む太陽の光線がスポットライトのようにトビを包みます。ピンは合わないけれど旋回の度に光の鳥となる姿を追いました。

上空の鳥は私を見下ろしていました。その周りに広がる2015年の歳末の光景も悠然と見下ろしながら。

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  年の暮れ見下ろす鳶へ夕陽さす  ムオン


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   光の鳥とう2015年の祈る暮れどき  ムオン


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十一月一日 [鳥]

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今日は一が並ぶ日。カラスのカアで一日が始まった。




黒き鳥夜明けの幕を秋に曳き ムオン








十月十六日 [鳥]

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               接吻はカラスの誓う柿の色 むおん





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二羽のカラスと目があった。怪しいのはどっち。いつでも攻撃できるのはどっち。仲睦まじきはどちらの夫婦。こちらも夫婦で彼らを見つめた。円らな四つの目玉が動き、空に消えた。






        カラスの肩に秋雨の雫ころころ      ムオン






十月三日 [鳥]

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海岸で鳶を見た。若鳥だろうか、年齢は分からない。
野生と飼いならされた鳥という二つの命を思った。
人間は野生を持っていたのか、今も持っているのか。
野生とは何かわからない。飼いならすとは飼い主がいることだ。





     日本脱出したし皇帝ペンギンも飼育係りも   塚本邦雄





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八月十八日 [鳥]

今朝は昨日の雨のせいか朝焼けが綺麗です
カラスは嫌われ者ですが、よく観ると愛嬌のある眼をしています
若いカラスのようですが彼の知能まで知れそうな距離に
クローズアップしてみました
鳥は神託を伝えると 古代思われていた
何か不思議な力を人々は
感じる力があったのでしょう




若き鳥の眼 真夏を射ぬく





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七月十三日 [鳥]

アオバトの群れを今朝も見る。元気が出てくる。彼らと同じように空を飛べたらと思う。
潜在意意識が働いて、夢では空を飛ぶ。勢いをつけ足を蹴り頭が45度前に傾き上昇開始。あっという間に地上から離れ高度は50メートルくらい。両手は脇に揃え翼のように広げてはいない。暫くして高度は下がり始め地上数十センチのところまで下がる。水平飛行で歩く人々や、車の間をすり抜けていく。時速は歩行速度より落ちてきた。歩く方がいいのにと夢見る自分は、笑いながら考える。波の上を漕ぐように緩やかな速度で、地面すれすれを飛行しつづける。最近はこの夢見ないのだが。何かストレスから回避するための逃避行行為なのだろうか。高度が高く遠くの景色まで俯瞰できる夢の瞬間は心地よいのだが。
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夢の目線は、自分が見た光景と、見られる光景がある事に気づいた。主観的光景と客観的光景だろうか。見られる光景では自分から光景は遠ざかり広い視野に含まれる事が多い。マクロ的な光景になると主観的な見方に近ずくような気がしてくる。カメラの望遠効果やマクロレンズは主体を切り取り、狙いが定まる。広角はあらゆるファクターを飲み込み客観的に見えるのかも。

昭和6年のこの日、湘南大磯駅の駅長より有名な赤帽「松ちゃん」が見た避暑客の様々。
松ちゃんは客観的に多くの客と接し、その違いや個性を見てきたのだろう。当事者でない事が
広角レンズのように引いた世界でモノを見る力が強まるんだろう。
アオバトから見た最近の人間模様聞いてみたいモノだ。

六月二十日 [鳥]

今朝はアオバトの探鳥会が、照が崎海岸で朝六時半からあるので、海に向かう。一昨日国府津の駅のホームから頭上を海に向かうアオバトらしきものを見た。
東海道線の列車を見下ろして飛ぶアオバトは、何を思っているのか。御殿場線.jpg

国府津の駅にて撮影 6/18

六月十二日 [鳥]

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黒松の陰にアオバトが飛来する。あの低い鳩の声を聞くと耳に残る。夏のセミの声の残響のように。YouTubeで1982年の名作映画、「カヤニスカッティ」シリーズの2012年版を見ました。アメリカの現住民族ホピ族の言葉で「バランスを崩した世界」という意味のタイトルだそうです。人類文明の黙示録といった凄まじい内容です。かって映像を作る人々は、必ず見たという映像だそうです。

映画の記録方法で、タイムプラスという微速度撮影方法も現在ではデジカメの仕様に多く組み込まれ、誰もが簡単に撮影できるのも、時代を感じます。
強烈に刺激にあふれた動画ですので、神経の過敏な方は以下仕様されないでください。
時代を痛烈に反映した動画です。深い悲しみと畏敬を込めて。
https://www.youtube.com/watch?t=21&v=--ZYWLObzzU

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