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10月08日 [雨]

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今朝は朝から雨。雨の雫が昨日散歩で拾ったどんぐりの雫に重なる。
雨は、百円ショップで求めた八カラットのガラスの雫にもなる。
歳を経ると生まれてからこのかた見てきた数億カットの頭の中の画像が、必要な時に呼び出され、重なり合って見事に並ぶ。

道元禅師の「我を配列しおきて尽界とせり」という言葉を聞いた。
私をずらりと並べて、この世界は出来ている。

赤子の自分、物心ついた頃の自分、反抗期の自分、働き盛りの自分、様々な人々にあった自分、老いて振り返る自分、亡くなった人達とも出会った自分、
尽きることなく並ぶ自分の姿、悟りの境地に観える姿なのかもしれない。

不滅の大河に、天よりの雫一滴。

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8月20日 [雨]

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雨滴のかたち夏のかたち
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水のかたち夏のいのち
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夏の扉儚い窓
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夏の雨今朝の雨

7月09日 [雨]



十八になった気持ちで出かけるか


朝刊の川柳欄に、☆印が付いて載っていた。
18歳なった気持ちで、出かけます

潔い初心に還って、投票に向かう気持ちに溢れていますね。
我が身が18歳の頃は、何を思い、大人社会を見ていたか。

雨降って地固まる。雨音は夏のショパン。

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雨音が選ぶ天下の夏の王 無音

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7月07日 [雨]

今日は関東地方快晴。夜も天の川は綺麗に見えるだろう。大都会の明かりが減灯したらの話だが。
数日前の雨の日に、窓からカメラを向けた。白く光る雨のしぶきが木々にあたり霞んで見える。
雨の日のレンズ越しの光景も美しいもんだと感じた。


   雨の河真夏の二人を染め流し  ムオン



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   天の川雨の彼方にきっとあり ムオン





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5月27日 [雨]

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昭和9年(1934)湘南大磯町の貸別荘、貸間の相場、貸別荘一夏50−300円。貸間一畳あたり1円前後。大磯町湘南遊歩道終点の郵便局付近を大磯銀座と改称、毎月10日デーを開催とある。

平成28年(2016)大磯町は霧雨に風強し。

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近所で雨の中、真っ赤なレッドベリーの実が美しかった。雨で緑が深まり緋があり、紅があり、朱がある木の実が揺れる。

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   ジューンドロップ 吹笛転ぶ路地の奥  ムオン  




2月21日 [雨]

雨の雫と、菜の花の黄の美

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十二月十六日 [雨]

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雨上がりにビニール傘を干す。白い軸先の何か明るい元での不思議な光景。
透けた傘の向こうに鉢植えの緑。
ビニールが世界に登場してから何年経つのだろうか。黒い傘が主流の時代から、白や透明の傘の時代。
冬の雨は冷たい。今日は気温も20度と高くなるような地域もあるようで、冬はどこへ。
暖冬の冬の姿や傘を干す。


           

                傘干せば陽だまりの猫より円く  ムオン






八月二十九日 [雨]

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今朝も涼しい朝を迎えたが、少しだけ蒸しています。湿度は77%で気温26度C。
ワイパーの水滴シリーズが続きます。植物ワイパーという赤瀬川原平さんの言葉をおもいだした。正確には植物ワイパーの命名者は違う仲間かもしれないが、トマソンシリーズの都市や旅での発見は好きだった。線路ぎわの崖にいま頃は、葛の葉が茂り放題でその垂れ下がった葉が大きくワイパーとなって同心円の擦り跡を残している。幾つもの同心円を描く植物ワイパーは、風の過ぎ去った時間を教えてくれる。叩きつけるように滑るように葛の葉をつけた蔓が軌跡を描く。
そういえば子どもの頃、陣取りゲームという遊びもあった地面に一メートル四方の四角い枠の線を釘などで描き、じゃん拳でコーナーから自分の掌をワイパーにして弧を描く、コーナーから弧で描いた面積が自分の陣地になった。掌をワイパーのように精一杯伸ばして弧を描く。
何か自分も植物ワイパーの気持ちがわかったような気がした。植物は自分の意思で弧を描いているのではないのだが、どこか遠くへ自分の命の触手を伸ばそうと風に揺れている。ワイパーの動きで感じた事。逃げる水滴の事。何かじっと見つめました。



     ワイパーの角度の先にまた秋うまれ      ムオン



   

八月二十八日 [雨]

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雨という字に、フロントグラスを流れる雨の雫を見ながらなんと素敵な字だと思う。
雲が立ち込め雨滴が空から落ちてくる。水たまりには雨滴が同心円で広がっていく。
雨だれはショパンの香りとい曲は、誰の曲だった28年お経か。彼女の名は思い出せない。確か?。

確かなのは雨が流れるその時間。流れる時間を止めたのはカメラのレンズか。自分なのか。


昭和6年の今日、湘南照が崎海岸で素人相撲大会。優勝力士は誰だったのか。
昭和28年の今日、西武鉄道が大磯ホテル開業。のちに大磯ロングビーチを経て、大磯プリンスホテルとなる。
昨日ご近所の100歳になるご老人から聞いたお話。彼が小学生の頃東京深川で育ったというが、原っぱが多く夕方になると小石にボロ布を巻きつけ、空高く放り投げたという。小学生の頃の話だというが、昭和の初期の頃の話か。空にあがった小石には蝙蝠が抱きつき地上に落下してきてそれを捕まえるのが面白かったという。

その話で四国地方では、女性の長い髪の毛を小石に結わえて、空に放り上げトンボを捕ったという話を思い出した。最近は我が家付近で蝙蝠や、トンボの姿を見かけなくなった。
飛び交う電磁波や、生態系の変化、環境変化が影響しているのだろうと感じます。
100年ほど前の東京で気温35度以上の日が、50年間の記録で12日しかなかったのが、近年の40年間で142日の10倍になっているという記事を見た。温暖化がビジネスと自然環境へ大きな影響を与える世界。空恐ろしくなる。

知人の建築家の方と話をしていたら、最近の高気密住宅に関しても温暖化からの環境対策が盛り込まれているのではないかという話になった。宇宙船の設計や環境のような住宅の傾向を憂いている自分には、何か火星への移住計画の実験を人類は取り始めているのではと、思うような荒唐無稽の構想が頭をかすめた。

窓を開け自然の換気が贅沢にできないような、都市型環境の時代。
好みではないけども、どうでしょうか。



        秋雨の雫飛び散る五光年       ムオン





八月十三日 [雨]

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花の奥に闇がある。闇は古代からあるかのように恐ろしいが、優しくもある。
画面の中の闇は光がない世界。月影とは月の光である言葉という話に何かを感じた。
影は光でもあるのだ。光と闇は別々ではない世界に気づく。
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平成27年8月13日 湘南地方雨。十日ぶり以上の雨のありがたさ。大地に樹々に雨の雫が舞い降りる。

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