大磯宿場祭り（11月7日）

街道はいつもの静けさを破り束の間賑わった
同じ日街道をいくつもの昔の人達の往来があった
馬のいななき、藁草履の摺り足、下駄の音、逃げ惑う鶏の声、

宿場へと急ぐ鴉を秋が追う

祭りにも黒子となりし我がこころ

秋は過ぎ音色はるかに旅の空

老魁の道中いづこ茶の香り

街道の祭りの葱もあふれだし

藍揃え客あしらいの幕があく

穴看板秋が微笑む日向ぼこ

平成と昭和もならぶ秋祭

踏んばりて大地を歩む秋の蠅

ソラハコノ日モヤサシゲニ青ク高ク

コメント 5

とても雅で奥ゆかしい祭なのでしょうか？
とても歴史があるのでしょうね
by 駅員3 (2010-11-08 20:35) 

楽しいですね！！！
by 青の風画 (2010-11-09 17:42) 

駅員３さん
宿場祭りの歴史は浅いんです。
宿場は鎌倉時代からの歴史があるのですが　近所の松並木の商店街の人達が始めた祭りが盛大になり　祭りの歴史は平成の半ばからです。
by SILENT (2010-11-18 10:02) 

青の風画さん
お年寄りの参加者が多い祭りでしたね。
老魁道中と洒落たポスターからもご推察です。
このまちの子供人口も年々減少傾向ですね
by SILENT (2010-11-18 10:06) 

ゆるやかなまつり風景は私の肌に合います。
カタカナ混じりの句に我が心はさらにユルヤカになります。
秋をゆるやかに過ごすのも良いですね。
by 寂光 (2010-11-23 08:48)