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矢吹申彦 [アート]

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昔アーリーアメリカンの素朴派の絵画が好きだった。ポール・ディビスという画家というかイラストレーターが好きだった。脂っぽい色彩と、古い板や、ブリキに描かれた様な質感。その素朴さが何とも好きだった。昨日平塚美術館で開かれている、「初めてみる絵画 絵本の原画展」と題した企画展を覗いてきた。こどものともに、連載された、堀文子さん、長新太さん、田島征三さん、佐藤忠良さん、秋野不矩さん懐かしい作品の原画が、楽しく迫力に溢れる。「きょうりゅうが すわっていた」と題する矢吹申彦さんの原画は懐かしい。黒を荒目の地に塗り込め、板に描き木目が生きている。
雑誌メンズクラブや、エスクァイヤー誌のイラストを懐かしく思い出した。
そういえば、サタデーイブニングポストのロックウェルの表紙もすきだった。
良きアメリカの時代。
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子供達の参観者も企画内容から大勢いた。
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美術館では静かな広い空間が心地よい。
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外は灼熱の世界
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美術館の隣は大きな鉄を打つリズムが聞こえてくる工場。
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美術館のドーム型屋根
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絵本「始めてのお使い」原画から
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同時開催の奈良出身の画家、三瀬夏の介さんの日本画展。壁一面の大迫力の画面には、此の世の終わりと始まりが潔く描かれています。共に九月十六日までの開催。
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コメント 5

akipon

矢吹申彦さんも懐かしいですね!
恐らくポール•デイビス等の影響を受けていたのでしょうが
好きなイラストレーターでした。
美術館内から?の蒲鉾屋根の写真は
エドワード•ホッパーのようです。
by akipon (2013-08-21 17:26) 

SILENT

akiponさま
邦画「ハル」森田監督のエドワード・ホッパーに捧ぐといった作品を思い出しました。タイトルでPC画面のパソコン通信の文字の導入が素敵でした。最後のシーンの「はじめまして」の挨拶にしびれました。
ホッパーとワイエスと、クニヨシの三人は大好きです。
by SILENT (2013-08-21 19:10) 

cafelamama

キース・へリング、矢吹申彦、ポール・デイビス、ノーマン・ロックウェル。
懐かしいですね。
矢吹さんが描いていたニュー・ミュージック・マガジンの表紙を見ると、
70年代を思い出します。
そういえば、ロックウェルのような写真を撮るキャメラマンもいました。
by cafelamama (2013-08-21 22:31) 

tree2

昨日、紀伊国屋で、「はじめておのつかい」を見つけました。
主人公の名がみいちゃんなので、うちのみいちゃんに買いました。
(文字の多い本で、まだ早いですが、見たときに買わないと)
こちらのみいちゃんは、大きなおばさんを押しのけてビシッとにらんで、
「ワタシがさきにきたの!」と、いいかねないですが。


by tree2 (2013-08-22 12:29) 

ジル

「おおきなかぶ」だ!
小1の学芸会でお母さん役を演る、はずだったんだけど入院してしまい降板というオチを思い出し、、、
たと思ったのだけど「おおきなかぶ」にお母さんは出てこないようで、
どうも「オオカミと7匹の子ヤギ」だったのかな。
とまったくあやふやな話になってしまいました。。
大画面の日本画、勢いありますね。
描く時に足場が要るとはおおがかりな現場です^^
by ジル (2013-08-28 22:57) 

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