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9月11日 [人]

コンシェルジュを再度ネットで調べていたら、フランスのアパルトマンの鍵を預かる人という解説がありました。鍵を持つからには、その邸内の主人以外の持つ権威も預けられてる人とありました。
鍵を預けるには相当な信用が必要になりますね。
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遠い昔、パリの伝統的なクラシックなホテルに、一週間程泊まった時の失敗を思い出しました。
泊まってから数日後慣れないワインに酔って、フロントに慣れないフランス語で部屋の番号を言って、鉄の檻のような古典的エレベーターで、泊まっていた階のボタンを押し、フラフラと部屋の鍵を開けて、吃驚しました。部屋には洗濯物がドア付近まで干されていて、此れは自分の部屋ではない。急いで扉の鍵をかけ一目散にフロント迄戻りました。
フロントの老コンシェルジュか、フロントマンの怒ったこと、フランス語でわからないけど、怒っていることだけよく分かる。酔いの醒めない内にと平謝りで、名前を名乗って鍵を再度受け取り、穴があったら何処でもいいと、部屋に戻った。その場でメモ用紙にルームナンバーを書いて次の日からは、黙ってフロントで見せた。
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10年程前にも、始めて泊まったカイロのホテルで初日部屋の鍵を開けたら靴が二足目の前にある。フロントに戻り強く抗議すると、ダブルブッキングのミス。大きな部屋をお開けしましたと慇懃無礼。やっと部屋に入れたら、ノックがしてお詫びの印にフルーツをお持ちしましたと、
真夏のフルーツ一晩部屋の鍵と並んでありました。フルーツの歓迎嬉しいけどお腹は拒否です。眼はカメラで保存ねと、すかさず実行しました。
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最後に数年前、鍵を掛けずに外出してもいいような、町と古家を紹介して欲しいと、品の良いお年寄りに言われました。気持ちはわかるけど相当辺鄙な場所しか、そんなユートピアは、日本でも見つからないですよと申し上げました。辺鄙な場所のが鍵を掛けないと、熊でも猿でも侵入するげんだいですかね。
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いっぷく

カギをかけずに外出できる家、田舎でもなかなかないでしょうね。
自分ひとりしかいない島とかなら大丈夫でしょうけど。
by いっぷく (2016-09-11 15:56) 

SILENT

いっぷく様
鍵のない家、要らない家、平和な家だったのですね。ある時は、他人様の目が、ある時は番犬が、ある時は悪人のいない町、ある時は?
鍵のない家、鍵のない部屋、深いなー
by SILENT (2016-09-12 01:17) 

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