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目一つ小僧 [人]

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12月の8日から左義長の祭りは始まっている
この日 この町には「目一つ小僧」がやってくる。
小僧が来ると 履物をきちんと揃えて家に入らないと 悪さをされるといってきた
夕闇迫る頃には 小僧が顕われる (画像は岸田劉生が描いた 目一つ小僧)
画像はhttp://chinchiko.blog.so-net.ne.jp/さんからいただきました。
http://chinchiko.blog.so-net.ne.jp/2010-11-21に詳細あり
一つ目小僧 ひとつめこぞう
顔のまんなかに目が一つしかない小ぼうず姿の妖怪。ところによっては一つ目小僧のかわりに一つ目入道が出るところもある。また隻脚とする伝承も多い。『綜合日本民俗語彙』は妖怪を山の怪・水の怪・海の怪・雪の怪など10種に分類するが,一つ目小僧は座敷童子(ざしきわらし)などとともに家の怪の一つとする。この一つ目小僧が本拠を離れ,系統を失った昔の小さい神であることをはじめて論証したのは柳田国男で,一つ目小僧の最も基本的な片目については神降臨や出陣の際,誤って松葉や栗のいがなどで眼をついたためと伝承されるが,かつて神の名代として祭祀の犠牲となる者を他と区別して片目にした風習とも関連し,各地に残る片目の魚の伝承とも結びつく。一つ目小僧が出現する時期については2月と12月の8日である「事八日」とするものが多く,家の外に棒を立て,四つ目かごや箕をつるし,目の多いもので撃退する風習もある。
http://ja.wikipedia. 目一つ小僧より
関東地方では旧暦2月8日と12月8日の事八日の夜に箕借り婆と共に山里から出てくるという言い伝えがあり、目籠を軒先に掲げて追い払う行事をする。この事八日はかつては物忌として仕事をせず、家に
籠もっている地方が多かったが、この祭事の家籠もりがいつしか、化け物が現れるから家に籠もると解釈されるようになり、その化け物が一つ目小僧や箕借り婆だという説もある[5]。

また関東地方の伝承では、一つ目小僧は事八日に毎年帳面を持って家々を回り、戸締りが悪い、行儀が悪いなどの家の落ち度を調べ、それを疫病神へ報告して災難をもたらす[6]、または家族の運勢を決めるともいう。この際、一つ目小僧は12月8日に家の落ち度を帳面を記入して塞の神に一旦預け、2月8日をそれを受け取りに来るとされることから、この帳面を焼き払う行事として、神奈川県横浜市瀬谷区では道祖神の仮の祠を作って1月14日のどんど焼きで燃やし[7]、静岡県の伊豆地方では正月15日の道祖神祭で道祖神像を火の中に入れて焼くなどの風習がある。こうすることで、一つ目小僧が2月8日に道祖神のもとへ帳面を受け取りに行くと、預けてあったはずの帳面がなくなっているので、災難から逃れられるのだという
[編集] 単眼症

先天的な奇形に単眼症と呼ばれるものがある。母胎のビタミンA欠損などにより、大脳が左右に分離することができず、これに伴い眼球も1つとなる。脳や神経系、呼吸器等の異常により胎内もしくは生まれてまもなく死亡する症状である。ビタミンAは緑黄色野菜のほか、動物性の食物に多く含まれ、もともと食肉文化の少なかった日本ではビタミンAの不足は珍しいことではなかったのかもしれない。こうした背景にくわえて、一つ目小僧が子供の姿であることや小坊主の衣装であることなどから、単眼で生まれた赤子をこう呼んだものが始まりとも考えられる。
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十二月こんな奇怪な雲を見ました
妖怪達が乗っているのにはふさわしい雲です
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鴉も神の使いといわれている時代がありました
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新しい年の前にはいろいろな前兆があるのかも知れません
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黄昏時 彼誰時 夜の帳の幕開けです
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ChinchikoPapa

ひとつ目小僧伝説、とても面白く拝見しました。
劉生が描く「ひとつ目小僧」は小僧で、足も2本ありそうなのですが、大人のひとつ目妖怪で足が1本・・・という伝承もありますね。関東から東北にかけてのアラハバキ神の伝承とも結びつくと思われるのですが、タタラ製鉄で溶炉の中を利き目で見つづけ、足踏みフイゴを利き足で踏みつづけて、片目片足が中年になるころから不自由になってしまう・・・という、なんらかの職業病的なものからきていると思われる古くからのフォークロアです。
やはり山里からやってきて、片目で文字通りタタラを踏んで歩くので、町人に怖れられ気味悪がられるのですが、雨蓑ならぬ雨傘のオバケと習合して、ひとつ目1本足の「傘オバケ」としても伝えられていますね。妖怪のいわれを、ひとつひとつ掘り下げていくと、さまざまな「誕生譚」に行き着いて面白いです。

by ChinchikoPapa (2010-12-12 00:04) 

駅員3

雲の写真は、いずれも圧巻ですが、特に雲の写真2枚目の燃えるような雲は素晴らしいです。
by 駅員3 (2010-12-12 10:37) 

ぼんぼちぼちぼち

そう 以前、単眼症の写真を観たとき 一つ目小僧はここから発想されたものだったのだな と思いやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-12-14 12:15) 

寂光

見たことのない空や雲を、
季節、場所などを変えて一日眺めてみたいものです。
冬には他の季節では見ることの出来ない空があります。
そうした空を毎年を眺めてはいますが、
なかなか写真に撮る気力がありません。
by 寂光 (2010-12-18 07:39) 

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