千四百年前の祭 [祭]
今から千四百年前の推古天皇の時代、中国から旧暦が伝来したとき、日本にはもう一つの太古歴という別の暦があったという。旧暦は月の満ち欠けを新月からの基準とするのに対し、太古歴は満月を基準としたという。太古歴では満月から月が始まった。一年の最初も満月から当然始まった。昨日は「小正月」と呼ばれるが、大正月の新暦に対し太古歴の正月が小正月にあたる。昨日の左義長は新年のはじめの行事となる。日本人の祖先は明るい満月の夜に先祖を祭り、収穫を祝った。こんな事を思っていたとき、ある方から左義長のたなびく吹き流しをみて、チベットの祭りを連想したという。大陸から様々な文化がこの国に渡ってきた。満月の日に綱引きをする習慣も大陸渡来という。昨晩の大磯でも海岸と陸地に別れ綱引きが行われた。
さまざまな遺伝子を継いできた祭りの精神は不滅と思えてきた。
沢山のコメント有難うございました
全国でも多様なドンド焼が結構残っていて行われた事を知りました。
邪悪な精神を焼き尽くす聖なる火のパワーを願い
新たな一年の始まりを感じました
2011-01-16 20:31
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コメント(3)
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炎は、神事に欠かせませんね。
by Silvermac (2011-01-17 06:08)
なるほど、勉強になりました。
現代の日本人の回りにも、なにげに太古からの伝承が受け継がれているのですね!
by 駅員3 (2011-01-17 13:09)
昔からの伝統行事には、それぞれの言い伝えが残っているんですね。
by 海を渡る (2011-01-17 17:25)