食卓

人はいつから料理というものを覚えたのか
限りない昔からであろう
電気等というモノのない時代に
雷が落ち燃え上がる木や
自然発火した火の種から
モノが焦げるうまそうな匂いを火が創りだすことを
発見し
煮炊きや焼き物を始め
何よりも前に
生の肉や木の実や草を
石の上に並べ
食卓としたのだろう
最初の食卓は
自分の掌の上でもあったろう
水を掬う両手が碗のかたちになり
大きな木の実を二つに割って碗が出来
土の器を焼いて　土器の器を作った
食卓は神へ豊穣を感謝し、捧げるための基礎の台でもあったのだろう
我が家の食卓も　ちきり締めという板を繋ぎ大きな板とした桧の食卓が完成した。

タングステン電球の下の桧のテーブルは板目が赤味を帯びて美しい。


蝶形のチキリも艶が綺麗。

壁の幅にあったテーブルは明るくペンダントの光を反射して、部屋全体を間接照明してくれます。レトロな電球の傘は英国製と日本製、どちらも深いオリーブ色。電球側は琺瑯の白。
適度な錆が大好きです。

一本のコードは白だったのを小豆色にマジックで塗りました。



昨日の朝は水戸土産にいただいた梅羊羹が朝陽に見事に染まっていたのでパチリ。

何気にボケた姿も何故か好きなのです。
いつかピントが合う前の朝のひととき

コメント 5

これは豪華な空間と癒しを提供されていますね。
桧の香りわを楽しみながらのお食事も素晴らしいですね
by 駅員3 (2011-11-10 16:40) 

素晴らしい食卓ですね。食事の灯りは矢張り白熱光ですね。
by Silvermac (2011-11-11 10:45) 

食い気もあるし、木も好きなのですが、電灯の傘に目が釘付けです。
by ものたがひ (2011-11-11 22:34) 

立派な食卓を作られたんですね
木のぬくもりはいいものです
by COLE (2011-11-12 19:33) 

我が家も大きな食卓が欲しいのですが、
希望と予算が折り合わず、
三十年前の古い食卓を使っています。
高価な物は早く買った方が
使う機会が増えるので、
良いと思っていますが、
なかなか踏み切る事が出来ません。

by 寂光 (2011-11-13 06:14)