樹の家：言葉に恋して　温故知新。：SSブログ

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樹の家　[山] [編集]

この町の北側は大磯丘陵と言う標高150ｍ程の高さの尾根が東西に3キロ以上に渡り続いている。
その丘陵の南に、古くから土地の人々が「代官山」と呼んでいる小高い山がある。その山の麓一帯は大磯東小磯と呼ばれ、明治から大正にかけて著名人の別荘地帯となっている。その代官山の斜面に立つ、大きなスダジイの樹にツリーハウスが造られているのを最近知った。子供達の為に作られたその「海の見える森」の樹の家は、どんな子供達を迎えるのか興味を持った。そう此の地は大正の時代に軍人でもあった寺内正毅総理大臣の別荘として存在が知られている場所だ。時代が変わり別荘の持ち主もかわり今の持ち主になってから、ある子供達の為の施設が創られようとしているのだ。それにしてもスダジイに打ち込まれたハウスの為の鉄のパイプ何故か痛々しく感じるのだが。現代のツリーハウスはこれが主流の工法なんだろうか。

先日「海の見える森」のオーナーの方から、この森の活用法の経緯を、うかがう機会があった。森の芸術祭と言うイベントの日だけ施設は開放された。別荘のオーナーであった先代の意志で、この自然を愛し、此の地の歴史を慈しむ為に、現在のオーナーはマンションを此の地に建てるのでなく、日本最初の子供の為のホスピスとして「海の見える森」がスタートしたと言う。子供の為のホスピスとは何か？。ネットで検索すると日本にもマクドナルド社が数カ所のホスピスを展開していた。大磯の地の「海の見える森」は、病気や障害を持つ子どもとその家族が豊かな自然の中で心と体を休めて生きるちからを育むためのもう一つの家です。とあります。以下HPへは、、、http://www.umimori.org/

現在の森のオーナーが家族でキャンプにでかけた時からの話。予約を半年以上前からしなければならない程人気のキャンプ場だったそうだ。大勢のキャンパーで賑わうサイトに、ひっそりと障害を持った親子のテントが何か気になったと言う。その障害を持った親と子は、他のキャンパーがバーベキューで賑やかに盛り上がるのに対し、カレーのレトルトパックをお湯で暖めて夕食をとる光景が目に入ったと言う。翌朝この家族はテントで一家心中をされていたという事を、森の家のオーナー家族は知り、衝撃を受けたと言う。自分たちも子供が小さい頃は家族でキャンプに出かけた。もしも隣りの家族が一家心中なんてショックで一生悩むだろう。障害の家族は半年以上前から予約したキャンプで死の準備をしていたのだろうか。
オーナーの話から何か深い慈しみの世界が聴こえて来た。
網棚から赤ん坊をくるんだ包みが落ちて来た澤田美喜さんの話。
この町の海側で韓国皇太子の妃となり、後半の生涯を韓国福祉の母として生きた李正子さん。

この夏も「海の見える森」に子供達が羽を休めに来たと言う。施設には大きな風呂がないため、駅前のエリザベスサンダースホームの学園の風呂を御借りするような縁も出来たという様な話も聞いた。代官山の斜面のツリーハウスからは相模湾がよく展望出来る。子供達の施設はツリーハウスのみでなく、旧大磯倶楽部旬庵として使われた建物他がある。

気温の高い日が続き夕焼けの美しい光景が今年は少なく、巻雲が青く最後まで見える日が多い気がする。先日出かけた青森県八戸の市場で「栃の実」に出会った。新宿御苑の大きな栃ノ木の下では実の殻が沢山落ちていた。栃の実を水に一晩付け、三日間陽に干した。これで十年間くらいは保存できるそうだ。気が向いたら栃の実を灰汁抜きして栃餅をつくろう。灰汁抜きは物凄く手間と感が必要なようだ。

公園で木の実を拾う人がいた。話しかけたら「椎の実」を人つかみ下さった。電子レンジに紙封包に入れた椎の実を数分暖めると、実に割れ目が出来白い中身が顔を出す。割って口に含むと濃厚な、それでいて上品な脂肪分の香りと歯ごたえの秋が味わえる。今年は椎の実のファンにもなった。食べ過ぎると吃りになるとは子供の頃聞いた話。あれはどんぐりだったか。

2011-11-08 08:44 nice!(25) コメント(4) トラックバック(0)

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韓国に皇室は存在しません。
by すばる (2011-11-08 13:19)

すばる様
2011年の現在の韓国には皇室は存在しませんが
500年の長きにわたり朝鮮王朝は続き、その最後の皇太子李垠殿下が伊藤博文に連れられ明治時代日本に留学生徒して迎えられ、日本の梨本宮正子さんが妃として選ばれたのです。
李朝最後の皇太子李垠さんは、韓国の皇太子とも表現されています。それは過ぎ去った時代の大事な側面です。

by SILENT (2011-11-08 19:36)