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1927 [旅]

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1927年7月(昭和2年)島崎藤村56歳と次男鶏二20歳は、山陰を旅したと、村上文昭著「島崎藤村『山陰土産』の旅」武蔵野書房刊にある。次男は洋画家を目指し、藤村自身も若き頃、画家になりたいと思っていたようだ。本の中で岩美の駅で降り、岩井温泉と浦富海岸について書いた記述がある。岩井温泉には明石家という宿に泊まっている。其の中の蚊帳の中で親子が寝るシーンが胸暖まる。その後
次男は昭和19年10月ボルネオ付近で戦死、37歳だった。父の藤村は昭和18年8月大磯の自宅で72歳で亡くなっている。
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十二日間の山陰の旅は大阪の新聞社からの依頼で、『山陰土産』と題され37回にわたり連載されたという。鶏二のスケッチ16枚が父の文章を飾ったという。
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山陰中央新報の記事で、この親子の旅が島崎藤村が晩年、湘南の地大磯の海辺に住むきっかけになったのかもしれないとある。
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2007年浦富の海岸を私が訪れたときの画像達
中には昔撮影された、古い写真をスナップしたものも含まれています
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Silvermac

数年前にも一度浦富海岸を訪れました。この時は天候が悪く、観光船は休航していました。今回は小型に乗りましたが、海上から見える奇岩の光景は中々のものでした。
by Silvermac (2012-05-31 15:53) 

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