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2002 [人]

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2002年頃チョコレートケーキを作る工房で働いたことがあった。
焼き上がったブロックを乗せて冷ます木の板が、チョコレートがしみ込んでとても美しかった。漆黒の闇がその板達に潜んでいるような艶があった。ブロックのケーキをカットする人はガーナから来た青年だった。名をダニエルと言った。その彼の肌もチョコレート色の深い肌色だった。のちに彼の本名は、現地での多分部族の名で長い名前がある事を知った。ダニエルとは洗礼名だったのだろうか。彼の父は医者で既に亡くなり、母は市場で仕事をしていると言った。ガーナに遊びにくればホテル代を自分で出してくれれば食事と果実は食べ放題だと言った。
そのガーナの近くに象牙海岸がある。コートジボアール。その国の部族にバウレという名があるそうだ。昔仮面が好きで集めたうちの一つだ。東京神田の画材店で仮面のコレクションが壁一面にあった。
日本の観音像のような穏やかな顔に魅かれた。
何か少女の面影も感じる
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横顔が好きなマスク
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九州の高千穂地方は今も面を彫る人々が多いようだ
神々の白木の面は好みの一つ
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大切なものとして私の貌がある
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コメント 2

tree2

象牙海岸地域?の仮面、どちらも素晴らしいですね。
アフリカンアート、大好きです。
by tree2 (2013-01-20 12:42) 

SILENT

tree3さま
先日の布と仮面のアレンジよかったですね
モジリヤーニも彫刻家目指して線路の枕木で、アフリカンマスクからインスピレーション多大に受けたようですね
by SILENT (2013-01-23 14:06) 

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