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海水浴客 [人]

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湘南のこの町に海水浴場が出来たのは、明治18年。此の地に日本で最初の西洋的な海水浴場を開いたのが、医者の松本順先生。司馬遼太郎の「胡蝶の夢」の中に登場する。それから120年以上の時が流れた。
写真は、昭和に活躍した喜劇俳優、シミキンこと、清水金一と松竹出身の女優、朝霧鏡子さんが戦後、此処大磯で海水茶屋を開いていたという。もうこの名を知る人達も少ないのではないか。彼等は此の地に別荘を構え、夏のひとときを楽しんだという。町のアマチュアカメラマンの方が二人の仲睦まじいショットを撮られ、そのプリントを戴いていたのだが、今見つからない。写真は昭和20年代から30年代の初めのものだろう。中央の海に、大潮鼻と漁師の方々が呼ぶ岩が写っている。新しい舟を海に降ろす時には、この岩の周りを回り岩に祈ってから沖に出るのが習わしだったという。
その岩迄は、昔は遠かったが今は、海流の関係で砂浜が岩の近く迄進出してしまっている。
正月にはこの海岸で、盛大に今でもどんど焼きが行われる。
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海岸には西湘バイパスがかかり、その橋桁が砂浜の上に建つ。
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この海岸の夏には、お船祭りという催事が7月にあり、昭和27年の祭りの様子は盛大であったことがわかる。
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昭和23年頃の、鰤漁大漁の時の写真。今では鰤はこの周辺の海では獲れない。
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箱根方面を望む海辺は、昔も今も変わらない光景が広がる。
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今年の夏は暑かったので、晴天も続き海水浴場は多くの人出があったのではないだろうか。
ソネブロの、そらへいさんのブログで、新宿三丁目に、朝霧鏡子さんの経営した喫茶店の記事があったので今日は、こんな書き込みとなりました。
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コメント 3

tree2

昔の水泳場というと、女性が、なぜかゼブラみたいな横縞の水着を着た写真が目に浮かびます。
by tree2 (2013-09-12 13:25) 

kinkin

昔の大磯(海水浴場)はこうだったんですね、もしかして県立城山公園内の
郷土資料館にこの手の資料があるのでしょうか。
調べてみる価値ありですね。
by kinkin (2013-09-12 22:15) 

そらへい

こんばんは
貴重な写真をありがとうございます。
確かにシミキン、アサギリとカタカナで書かれていますね。
お二人が絶頂の頃だったのでしょうか。
朝霧鏡子さんは二度目の奥さんだったそうですが
清水金一さんへの献身ぶりは有名だったそうです。
もうお二人の名前を知っておられる方も少ないでしょうね。
by そらへい (2013-09-13 22:24) 

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