SSブログ

石文海岸 [物語]

石文海岸という名の浜があるかは知らない。昨日の日曜日、「いしぶみ」の話を聞いた。
映画「おくりびと」で、石文(いしぶみ)の話がでてくるという。思う人に念いを込めた石を贈るという。映画では亡くなった父の掌の中に石が握られていた様なのだが、映画は見ていない。この話は創作だというが、古代から似た様な行いはされてきた様に思う。掌の中に波で揉まれて角のとれた丸みを帯びた石は、ドアノブや、ステッキの上のグリップ等に最適なかたちをしている。
日曜日、『自分の好きな小石を持参してお集まり下さい。』という呼びかけの展示があった。湘南は藤沢のアトリエ・キリギリス二階のブックショップ・カスパール(Kasper)でヒグチリエさんという作家の企画展最終日だった。湘南の海岸で拾った小石と同じかたちに型紙を作り色とりどりの糸で刺繍を施しあらたな命の小石が出来る。無彩色の石達の叫びや囁きから色を探し出し刺繍をする。サンゴ石や、ウニの貝殻の様な放射状の姿が面白い。自然からは沢山インスピレーションを貰えるものだ。
R0110730.jpg
初秋の日ざしにもアトリエの蔦は生命力全開
R0110720.jpg ティータイムに頂いたお菓子も、刺繍作品とコラボのコーラルストーンのかたち。大変美味でした。 R0110729.jpg メールアート作家のナカムラさんは大の石好きとか、そのコレクションと蘊蓄も見事。 R0110733.jpg 我が家への駅からの道で、輝く葉っぱの一枚。 R0110448.jpg 晩夏の日ざしが駅のプラットホームに刺して R0110476.jpg 我が石のコレクションも号令一過集合展開。 R0110771.jpg 佐渡の赤石 R0110757.jpg 佐渡の青石 R0110756.jpg 地元の海岸に採集の子持ち石、裏側迄穴は貫通。 R0110758.jpg 水晶も石の仲間 鉱石の原石もいいね R0110743.jpg
nice!(45)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 45

コメント 2

sig

佐渡の赤石は、同島在住の小学校時代の恩師から戴いた20センチほどの石塊を大切に飾っております。 写真の赤石の文様も色合いも見事ですね。
by sig (2013-09-10 23:18) 

SILENT

sigさま
佐渡は金山もあって銘石も多いですね。恩師よりの赤石大切にされているのは、素敵なことですね。佐渡には二回行きました。島の風土と人々の暮らしに懐かしいものを感じたのを覚えています。
by SILENT (2013-09-11 06:34) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

性空上人海水浴客 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。