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よろぼうし [人]

弱法師と書き、よろぼうしと読むという事を以前知った。
高校の授業で、日本工芸史といった科目があり、大阪四天王寺の伽藍配置を学んだ。
その寺の門前から見る夕陽は美しいという。身毒丸という名の少年が門から夕陽を眺める光景が浮かぶ。
黒沢映画で、「乱」という作品の最後の方のシーンで盲目の杖をついた若者が廃墟となった城の石垣から杖を落とすシーンは、弱法師を意識したものだったろうと思う。
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愛読書の松岡正剛著「フラジャイル」弱さからの出発を開いている。その中に弱法師が出てくる。謡曲ともなった弱法師の世界に何故かひかれる。欠けたものはひたすら真実を持っているのだろうか。
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言葉を喋れぬ動物達がいる
その身振りと気配で立派にコミニュケーションがとれる
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知りすぎるのもひとつの寂獏 松岡正剛
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意識がそもそも両性具有的なのだと思う 切ない言葉・松岡正剛語録より
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弱さは なぜ われわれに近いのか 同書より
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型を守って型に出て、
型を破って型へ出て、
型を離れて型を生む。  同書
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花して、ほしい。 同書
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コミニュケーションとは、ズレを愉しむものである。
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弱法師ふゆ暴走を寂しがり 無音

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