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五月三十日 [人]

狩猟民族は猟場は、点として認識し、土地の面積や境界は重要ではないそうだ。従って土地を所有したり、国境を必要とはせず自由に他の縄張りへも、挨拶と儀礼をすれば通行が可能であった。農耕型社会では、土地の面が重要であり、その面積で収穫の大小が左右される。点と面の違いは、点を線で繋いでのネットワークでは対等だが、農耕型は面と面の違いは階級が発生し、国家の基礎となる。狩猟民族は少数で暮らし国家を持たない。

そんな農耕国家から近代文明を身につけ躍進した国が、ある少数民族と対立した。去年台湾を旅行し、今から80年ほど前に台湾で起きた「昭和10年の霧社事件」という悲劇を知った。身長2メートル近いその部族の頭目は、現在台湾で使われているコインに刻まれていた。頭目の名は、モーナ・ルダオ。台湾の映画「セデック・バレ」で主人公が莫那魯道=モーナだった。中華民国90年とコインには刻まれ、辛亥革命が起こった年が、中華民国元年であることもこのコインから改めて知った。バイカラーの美しいコインと、日章旗と虹の部族が戦った記憶がつながる世界。
霧社事件は検索で様々なことがわかります。

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昭和14年(1939)全国1万人の若者を今夏二ヶ月半、北満地帯へ派遣、神奈川県中郡から14名。県からは約130名参加。北満州地方に派遣された若者はその後どうなったのか。

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