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8月04日 [世界]

昭和29年(1954)8月4日 - 神奈川県の大磯北浜海岸沖500メートル付近にF-86戦闘機が墜落し乗員1名が死亡。昨年の今日もブログで同じことを書いていた。ネッットの検索で米軍F-86戦闘機が墜落し乗員1名が死亡ということも分かった。何時頃のことだろうか。機体はすぐ回収されたのか。戦後10年も経たない頃の出来事。

1960年代前半に撮った横須賀の光景が出てきた。この頃の潜水艦は既に原潜だったのだろうか。
横須賀駅の近くの公園から、米軍基地の中の光景はよく見えた。撮影は夕日に輝く冬の時間だっただろうか。
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帝国海軍時代の将校倶楽部があった。その特徴的な窓が今も記憶に残る。米軍に接収されEM倶楽部という名の施設になり、米軍の将校たちや水兵が出入りをしていた。今は取り壊されてしまったが、大きなステージのある劇場があり、戦後のジャズはこの場所でも活況を呈したという。ヒマラヤスギの並木と独特な装飾の建物が懐かしい。建物の周りにはニューヨークの一角を思わせる避難階段やスチームのガスが白い煙を路上に吐き出したちのぼる光景が懐かしい。

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あの頃学校の写真の授業で、白いカルミンという菓子を並べ額縁の中の子どもといったテーマで俯瞰して撮影した。カメラの煽りを利用しての撮影だった気もする。ブローニーフィルムに煽りのできるレンズの構成だったのだろう。写真が醸し出すトリッキーな世界に興味があった。

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祖父が南方の国から土産で買ってきたとか言っていたガラスの皿。虹色に光る青い皿は、祖父が亡くなり、私が亡くなってもこの世に存在するのだろう。モノの命を思うと不思議になる。すべては帰って行く場所があるのだろうが、人間はどこから来たかも知ってはいない。

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   儚げな真夏の皿よ幾とせの命あり  むおん



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lamer

横須賀の軍港は衣笠に行く時に車窓から見ますが・・・
鼠色の軍艦が不気味です。
by lamer (2016-08-04 18:39) 

SILENT

lamerさま
歴史画家の安田靫彦画伯が、戦艦の横から見たカーブから受ける線の流れは美しい。と言われたのを読んだ事があります。横須賀のコンクリート塀ごしに見る自衛艦は確かに不気味です。
安田靫彦さんは、東郷元帥も描かれていますし、時代感覚で違ってくるものなのでしようか。衣笠も懐かしい町です。
by SILENT (2016-08-05 13:36) 

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