リアリズム [物語]
隣町の平塚美術館で現代リアリズム表現を追究した画家、磯江毅(いそえつよし1954-2007)の作品を見てきました。磯江は1974年、西洋美術を本格的に学ぼうと18才でスペインに渡ります。
有名な「新聞紙の上の裸婦」浮き上がる裸婦の肉体は息づいているかの様で凄まじい静謐な時間が流れていました。写真の時代が来る前の、写実的に描かれた絵画の伝統と、現代の写実的な絵画の違いは何なのでしょうか。はじめに精神があり、技術が進み、職人芸の極地で究極の絵画が生まれた。それは見ることにすべてが注がれて、見えてきた時には 完成したも同然と 誰からか聞きました。鉛筆画や銅版画は好きなのですが、あそこ迄凄まじい写実に出会うとたじろいでしまいました。
写真は120円の値札シールが貼られたカボチャの画像から これも小惑星の趣がします。
宇宙のへそ。バナナの隙間の空間はなぜか色っぽい脚線美に見えてきて。
2010-10-18 11:35
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コメント(4)
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カボチャの写真、モノトーンなところが新鮮で、考えさせられますね
by 駅員3 (2010-10-18 14:43)
ご無沙汰しておりました!
今日、『本の手帳』お送りしました
お納めください
かぼちゃ(ё_ё;)いわれなければ
分かりませんでした
自然の造形力ってすごいですね
by 雉虎堂 (2010-10-19 22:13)
すいません、まとめnice!させていただきましたが、
アートに関する記事の数々、
どれも、とっても興味深かったです。
by cjlewis (2010-10-19 22:24)
何もかも深すぎます。
感覚も視線も私にとっては様々な方向への誘い、
これまでに経験することの無かった出会いに、
感性を揺さぶられます。
by 寂光 (2010-11-12 23:01)