蟻の列 [俳句]
俳句では「蟻の列」という季語が多く使われる
蟻の群れに群衆を見るのか
離れた蟻に己の姿を見るのか
その列のいく末に羨望を感じるのか
蟻の列播州赤穂の城をいず
といった句が好きだ
天守閣と城門と蟻の列
凄い対比だ
照りつける白い地面に
情熱の蟻の群れ
何故か
赤穂を出る侍の姿と蟻はダブル
列が向うのはどこか 忠義か正義か女王か
先日の大津波でニュース画面に映る鴎たちの姿が妙に焼き付いている
生きているがいくえを失った鳥たち
右往左往するように見えたのはこちらの気持ちか
その後
養殖生け簀を逃げ出した鰤が生け簀のあった場所に戻ってきたが
餌のペレットが貰えないのでどんどん死んでいったという話
漁師の人の話では天然物の魚なら他に餌を探しただろうに
という言葉が重い
核の時代はいつ終わるのか
人は想像力という力迄失ってしまったのか
深き花 という詩集を読んだ
人ははっきりと見えないものに不安する
人ははっきりと見えないからこそ安心する
男梅雨 女梅雨 今年の梅雨はどっち
雨の晴れ間 夏はもう始まっている
2011-06-13 15:01
nice!(23)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0