玉汗 [俳句]
美しき詞(ことば)にも似ぬ玉の汗/杉風
テーブルの上に冷蔵庫から出したラップが一枚
玉の汗をかいている
何故か惹かれる
一面の水玉によく見ると小さな水玉がそれぞれの水玉についている
フラクタルな光景
世界はどこまで続いているのか
ひとつぶひとつぶの玉に世界が映っている
やがて
流れ出した水滴は大きな水溜まりのようにひとつになった
玉の汗ながれて溶けてにはたづみ /SILENT
水玉はやよいくさまの世界です /SILENT
玉の汗鹿児島湾の弧にならぶ /SILENT
玉の汗各々の世界を守り抜き /SILENT
2011-08-10 09:09
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コメント(1)
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美の存在はいたるところにありますね。
要はそれを見る心でしょうか。
by 青の風画 (2011-08-10 13:40)