1974 [人]
1974年発行の土門拳著/死ぬことと生きること 築地書館
此の頃、立て続けに土門拳の著作を読んでいた。続死ぬことと生きること、写真作法、写真批評、写真随筆、今も本棚に眠っていた。40年近く前の当時は、モノクロ写真があたりまえだった。写真家になるにはドイツ語と樹の一本も切り倒すだけの体力が必要だと、誰かに言われた。機材は重く、写真技術も海外のが本家の時代だったのだ。
タイトルにある「死ぬことと生きること」この文字の揮毫は著者によるものなのだろう。生と死、骨太であるが繊細なバランスが好きです。
不意に襲う死について、著者の子も夭折していたとは、知らなかった。
筑豊の子供達、彼女達も今元気に生きているのだろうか
2012-04-25 11:46
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この時代は「アサヒカメラ」、「カメラ毎日」を毎月買っていました。
by Silvermac (2012-04-25 15:46)
Silvermacさま
アサヒカメラ、カメラ毎日、日本カメラ
今も健在でしょうか。カメラ毎日は見かけないような
コマーシャルフォトっていう専門誌もありました
写真工業もあったですね。
by SILENT (2012-04-26 13:13)
掲載されている文章は読んでみました。お子さんの防火用水池での死の部分、衝撃的ですが、淡々と語られているために、僧侶の言葉を読んでいるような感じがしました。
by アヨアン・イゴカー (2012-05-05 08:01)