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偽卵偽乱 [かたち]

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中国で数年前から、偽卵を作る話がニュースで見かけるようになったが、その後どうしたのだろうか。
偽の卵は現地で、本物の卵の十分の一のコストで作られていたというが。彼の国では卵は貴重品であるのだろうか。それとも何でも偽物を作る事に掛けては超一流の国だからだろうか。
日本という国でもかってドイツ製のカメラを必ず二台かって、一台はそれを撮影で試用し、一台を分解して徹底的に研究し模倣して、国産のカメラを創りだした時代があったという。全ては模倣からはじまるのだろう。本物とは何かの定義も難しいのだが。
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最近偽卵を二つ手に入れた。以前手に入れたと同様のガラス製の偽卵と、素焼きの様な陶器製の偽卵。どちらも鶏の卵を産ませる為の偽卵だろう。この卵は本物の卵の数倍の値段で売られていたのだろう。
偽物が本物より安い値段であるとは限らない。使用して元は取れる値段ではあろうが。
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三個の偽卵が並ぶと何か不思議な光景だ。それぞれにテクスチャーが異なり本物の肌とはほど遠いはずだが、手に持つとひんやりとする所は似ているのだろうか。
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実家の鶏小屋には、偽卵が転がっていた。金網の扉付近には、何故かアワビの殻が置かれていた。
蛇除けのアワビの貝の反射を機能に求めたものだったのだろうか。我が家では夏になると涼しげな硝子のアワビの皿と、硝子のビー玉や硝子のボタンを玄関に飾る。
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かやつり草も涼しげで好きだ。この花の揺れるのを見ていて、何故原発再稼働反対の63%の人々も自民党を圧勝させたのか、不思議な気持ちになる。経済優先は所詮金が世界を動かすのさとの声が聞こえてくる。
R0105388.jpg 簾の耳に手描きの和紙の耳を縫い込み、この夏は手製簾を下げてみた。 簾越し行き交う戦の知らせ来る SILENT 選挙が終わり、嫌な夏がやってくる。嫌な時代は幕が降りずに始まったばかりの様な気がする。 経済を優先するとて外皆隠し  R0105379.jpg 夾竹桃の薄紅色のものは少ない はかなさと強さが共存する花  R0105402.jpg
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コメント 5

そらへい

偽卵、鶏小屋に転がってましたね。
我が家にあったのは、セメントを固めたような
艶のないものでした。
by そらへい (2013-07-23 21:15) 

ジル

擬卵、そういえば鳥に抱かせるこういうものがあるとうっすら聞いた覚えが。
写真、美しいですね。

選挙結果は私もすごく不思議です。
投票に行かない人達が、まだ多くいるのも問題なのかな。
仕事場では、「もう、日本も(投票にいかないのを)罰金制の義務化にするか。でなければ来た人にクオカードとかnanacoポイントでも渡すとか、そういうので釣って投票に行きたくさせるしくみでも作らなければ。そういうところに金をかければいいんだ」という話が出ました。
なるほど。
抱き合わせで飴と鞭、いいかもしれない。
by ジル (2013-07-24 02:02) 

cafelamama

別ブログにお越しくださり、ありがとうございます。
自給野菜に気をよくし、
次は鶏を飼おうと言ったら、家内に笑われました。
夾竹桃の花がとてもきれいです。

by cafelamama (2013-07-24 06:39) 

reorio

模造で終わらせず、その先にオリジナルを超える要素があれば
中国もこんな扱いにならなかったかもしれませんね(´・_・`)
by reorio (2013-07-24 15:23) 

tree2

母が貝殻のコレクションをしていました。ある本に、オオイトカケガイというたいそう面白い形の巻き貝、中国では偽物があったと書いてありました。その著者は、そんなに手間を掛けて、引き合うのだろうかといっていました。私はむしろ、偽物を作ることへの情熱といったものがあるのでは? と感じました。
by tree2 (2013-07-28 13:47) 

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