雨中飛行 [いのち]
九月に入り、アオバトの海岸へ海水吸飲の為にやってくる数が増えた。今朝も雨の中、数多くのアオバトが数十キロ北方の丹沢山塊の森から一時間近くを掛けて飛行してくる。今年孵った雛達も飛行に加わり、九月には数が最も増えるのだという。入道雲を背景に飛ぶアオバトの姿もいいが、秋雨の中飛行する鳩達の姿も健気でいい。あと二ヶ月程すると渡り鳥である彼等は南の地方へ移動を開始する。秋は渡り鳥達の季節だ。何千キロも渡る鳥から、本の少し南に行く鳥迄、人生の様に流れていく鳥の姿を想い浮かべると、胸が高鳴る。先輩の鳥や親達の飛行に合わせて若い鳥が飛ぶ姿は何かいい。自然にいきる彼等にも、放射能や大気汚染や都市開発の波は諸にかぶっているのだろう。来年も元気に海にやってくれる様に、町の人々の頭上を飛ぶ鳩達を見上げる。そう謂えば電子メールに駆逐されたのか、伝書鳩の群れも最近は見かけない。町に飛び交う電磁波に飛行を乱されるコウモリの姿もめっきり見かけなくなった。昨日と同じ日常はないのだと、つくづく思う。
秋雨のいのちがいのちがかえる森 SILENT
2013-10-07 08:53
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コメント(3)
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以前のアオバトの記事を思い出しました。よく見るときれいな鳥ですね。
波に舞うアオバトの姿、いいですね。
by sig (2013-10-07 16:34)
こちらはキジバトが多くて、アオバトは見たことが無いかも知れません。
渡り鳥の姿は、私たちの気持ちに何か訴えてくるものがありますね。
季節の変わり目にしか姿を見せない鳥に偶然で合うとうれしくなります。
これから冬鳥の季節、いつもの鳥たちに出会えるのが楽しみです。
by そらへい (2013-10-07 21:03)
10/4より、謎のページに自動転送されるようになってしまいました。
ご迷惑おかけして本当に申し訳ございません。
なんとか復旧できたようですが、正直、原因が追求できておりません。
従来のページのブログ容量も一杯になりそうですし、今後の投稿は、下記、新しいページに移行することにしました。
http://ryo1216-2.blog.so-net.ne.jp/
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
by ryo1216 (2013-10-08 10:02)