緑鳩観察 [鳥]
十月に入っても今年はまだまだ暑い。サンダースホームの森からアオバト達が一斉に飛び立ち、海岸の様子を旋回しながらやってくる。今朝は台風の影響か晴れていても波が高い。岩場に降りようとするアオバトめがけ波しぶきが上がる。
何度も着地を試みるがうまく岩場に降りれず、上空を旋回する。望遠レンズの視界に、富士の稜線や、伊豆の山々、町の瓦屋根や、水平線がめまぐるしく展開する。手持ちで1000ミリの望遠は手振れもいいとこ流し撮りで攻める。
レフレックスレンズの水玉を波頭の逆光に合わせる。水玉の乱舞
肩の部分の小豆色が雄のアオバト、雌は小豆のカラーが無いようだ。滑空体制に入り滑る様に水面と平行に飛行する。
うまく着地した岩には、アオバトのコップと呼ばれる無数の穴が空いて、小さなコップに海水が貯まっている。
波が一瞬で押し寄せてくる
白い飛沫の中にアオバトのかたちが消えるとどきっとする。ダメージを受け飛べなくなる彼等は見たくない。
彼等を観察しようと渚で待ち構える、人間という生物の高価な機械群。観察するのはアオバト達で、人間は彼等に観察されているのかも知れない。何故なら彼等は命がけで彼等に危害を与えるものを観察し、命がけで海水を飲むというのだから。並の観察は人間のが負けるだろうと鳥達を見ていて思った。
この町に住んでようやく十年、やっとこさアオバトにも接近できた。
帰りがけ一羽の人なつこい野鳥が近づいてきた。まだ成鳥でもないようだが、ヒヨドリとは違う。磯ヒヨドリの雌だろうか。名は判らない。
北浜海岸ではパドルサーフィンとサーファーが波と戯れていた。
2013-10-08 11:54
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イソヒヨドリの雌かもしれませんね。
by そらへい (2013-10-09 22:07)