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うめのはな [俳句]

梅一輪うめいちりんの温かさ 無音
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くらきよにはなひらきたるは梅の花 無音
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先日伊豆に出かけた、道中の市場で花が売られていた。枝先に蕾を付けた櫻は、葉桜になっても愉しめると札に書かれている。薄紅色の桃の花の枝もあった。季節を先取りする花は値段もそれなりに高いので、今を盛りの白梅の枝を求めることにした。柊の枝が添えられていて一束180円也。レジでひいらぎの葉は刺すと痛いので気をつけて下さい。と一言あった。

ひいらぎに指を刺されて鬼となる 無音

求めた梅の枝の花束を家に帰り、開くと蕾がこぼれた。そのまま捨てるのは切なく、盃に水をはって浮かべると、見事に二輪花を開いた。


はなひらくみずさかずきのいのちなり むおん


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久しぶりの伊豆の135号線の光景、原色の喧騒がお見事。毎日が選挙看板の林立の様な光景。
何も無いという事が、一番の豊かさと贅沢だと知れる海辺の光景と比較してしまう。
此の海辺の道も、此の海岸道路がなければもっと豊かにみえる筈なのだが。
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青で統一された工事現場用の機材の群れのが豊かに見える。機能が優先しているかたちと色からだろうか。情報産業も機能的にならないといけないのではと切に感じる。
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レトロな光景に見えて、今も営業中の豆腐屋さんなのだろう。
豊かな時間と、豊かな家族のイメージが此の写真にはあるとおもうのだが。
豊かさとは何か?
その時代
見る人によってことなるのだろうが?
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伊豆は、今の季節道路サイドもアロエの花が満開

とさかあげ冬に吠えたるアロエたち  無音

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電信柱の影から、巨大なマンタが冬空を泳ぐ姿がある。
真冬も真夏も泳ぎつづける巨魚


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勇ましく鉛の空を巨魚のゆく むおん
電信棒よけて翻車魚冬の波
風と波きりきりまんぼう伊豆の冬

伊豆の旅は次回にも続く、、、
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sig

まるで器の絵柄のように見える梅二輪とつぼみたちですね。
by sig (2014-02-04 14:50) 

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