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さえずりや [俳句]

1952年ジョンケージの四分三十三秒という作品では、演奏楽器が奏でない時間。
ケージは「禅」の影響も受けたという。奏でられたのはその時間、今現在に聴こえてくる鳥達のさえずりや、大気の流れる音。床を靴底が微かに擂れる音。春の空気の匂い。夢の音。


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さえずりやむらのうわさもすこしあり

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さえずりにきられしそらのうすみどり

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さえずりはめじろのすがたはなすがた

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さえずりにもえいずるくさかすかなれ

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窓を開けると、小鳥達の演奏が聴こえる
窓をそっと閉めると 囀りが消えていく
窓をあけると 囀りが聴こえだす
今朝という窓を開けて

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さえずりや大地も空もつきくずし  無音
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そらへい

春という窓が開いた華やかな画像ですね。
by そらへい (2014-03-18 20:24) 

cafelamama

見事な華やかさですね。
花札の絵柄のようです。
by cafelamama (2014-03-22 09:43) 

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