五月二十三日 [花]
松葉牡丹とは何故か見事な命名だ。花弁が松葉のようで、花全体が牡丹の見立て。白く銀色に光で透けた花が海沿いの家で咲いていた。深く蒼い夏の海によく似合う。「弱いつながり」東浩紀著を読んでいる。弱いつながりとは、ネットの強いつながりに対して、弱く偶発的な繋がりにより世界は開けるという主張のようだ。弱い繋がりは「旅」によって生まれるという。ネットでの検索という作業も、全てが検索できるわけではないという。検索する用語によって確かに変わる。チェルノブイリも、chernobylでも、キリル文字のちぇるのぶいりでも、あらわれてくる情報は違う。検索するとは一筋縄ではいかない世界ということがわかる。
『グーグルが予測できない言葉を手に入れよ!』予測できない言葉は「旅すること」によって手に入るのだろうか、本を開いている。
大正14年(1926)5月23日 湘南大磯で、水道新水源が唐が原にて発見される。発見者本間氏。町も取り急ぎ工事着工の準備に努力。水道が普及しなかった時代。夏の水不足には隣町から水売りがやってきた、時代もあるという。唐が原の水源どんな水脈だったのだろうか。近くの高麗山から流れ出した地下水の水脈だったのだろうか。
2015-05-23 11:48
nice!(21)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0