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七月十七日 [いのち]

佐野洋子さんの『100万回生きた猫』の絵本を読んだ。
100万年前に生まれた猫が、100万回生まれ変わって雄のトラ猫になり、白い雌猫と出会い家族を作り最後に死ぬというお話。100万回目に死んだ猫。それは愛がまっとうできたからか。百万匹の猫達は飼い主が皆嫌いだという共通点を持っていました。100万回生きた猫は、百万匹の猫の体を移動した魂の話なのでしょうか。それとも遺伝子DNA。深読みすると絵本の世界を壊してしまいますね。

百万匹の猫の平均寿命は、1年。我が家の実家の白い雌猫は20年生きました。百万匹の猫達は数か月の寿命の猫から、老猫までさまざまだったのでしょう。気難しい子猫、やんちゃで暴れん坊の雄猫、内気な少女のような雌猫、どっちつかずの三毛猫、気取ったバカ猫、助平なおじさん猫、気品のある婆さん猫、気位の高い老猫、百万匹はいろんな個性に、いろんな暮らしに出来事に遭遇したでしょう。百万匹の猫達の姿が見たくなり絵に描いてみました。
彼らの姿の本の一部です。絵本は愛されて沢山の死や沢山の生に、子供達も大人達も涙したと言います。読者の間からか、絵本の最初の題名は、本当は『百万回死んだ猫』だったという話がひろまったそうです。私は賑やかで騒がしい『百万回生きた猫』の題のが好きです。

百万回の生と死と愛と、素敵な絵本との出会いに感謝します。
hyakumannkaiikitaneko.jpg

昭和6年 湘南大磯北本町100余坪をベビーゴルフ場にと大磯警察へ申請中。8月1日開業予定。今から40年くらい前の東京新宿小田急百貨店屋上階の室内ベビーゴルフを体験したことを思い出す。当時は麻雀とゴルフが盛況だった。誰かがゴルフは『足軽のスポーツ』と揶揄したことが、その通りと思った記憶が残る。
昭和24年 湘南大磯海水浴場30000人の人出。
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sig

あまりにも有名すぎて、お芝居も絵本も見ていません。
とても素晴らしいイラストですね。いつもながら、絵が描ける人はうらやましいです。
by sig (2015-07-23 00:20) 

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