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大磯座杮落し 明治42年 [猫]

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吾輩は犬である。
名前はまだ無い。
どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。
何でも薄暗いじめじめした所でクーンクーンと泣いていた事だけは記憶している。
吾輩はここで始めて猫というものを見た。しかしあとで聞くとそれは狩人猫という猫中で一番獰悪な種族であったそうだ。この狩人猫というのは時々我々を捕まえて生で喰うという話である。何せ天竺の虎の仲間だそうで油断がならぬ、今では猫たちが町中闊歩している。あの爪で
吾輩の鼻っ柱をひっかかれたらたまったものではない。これらの写真は御主人である人間様と散歩をしている時にご主人様が携帯で撮ったものである。猫族の風貌、面構え結構どころか逞しい。
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明治42年1909年の今日 遅れていた工事が完了し大磯大運寺通り東側に大磯座開業。杮落しは当時の人気役者で女団十郎と言われた市川久米八。団十郎は茅ヶ崎に別荘を作り釣り三昧に楽しむが、のち大磯に茅ヶ崎別荘の稽古舞台の一部を移築したようだ。岩崎弥太郎が贔屓の菊五郎に自分の別荘地の一部200坪余を与えて駅前近くに別荘を築かせた。松本順は大磯に海水浴場を開き、茅ヶ崎の団十郎や大磯の松本邸を大磯の大工に建てさせた。
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駅員3

文京区の郁文館の前にある夏目漱石の旧居跡にいくと塀の上に、調度最後の写真のような感じに、猫のブロンズが乗っています。
by 駅員3 (2009-07-05 17:42) 

SilverMac

猫の顔は犬よりも精悍ですね。
by SilverMac (2009-07-05 18:01) 

SILENT

駅員3さん
郁文館の猫情報ありがとうございます
本郷界隈も好きな町です
今度探してみます
明治村では漱石の旧居再現されていたような記憶があります

by SILENT (2009-07-06 08:34) 

SILENT

SilverMacさん
犬は人間化されているんでしょうね。
猫は逞しく太々しく精悍な面構えですねー。
確かに
by SILENT (2009-07-06 08:35) 

YUYA

猫って、
何かを考えている顔していると思います。
by YUYA (2009-07-06 14:39) 

SILENT

YUYAさん
困った顔
うれしい顔
猫も一緒で
表情が豊かに見えますね
本当に何考えてんだか人間は?
by SILENT (2009-07-06 20:12) 

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