ストレスの花（カラスウリの花）

今頃の季節には夕方や朝方　カラスウリの花が咲いているのをよく見かける。
白い触手をスルスルと広げ　虚空に延びて行く。何か見つめていると不思議な時間の流れを感じる。そうだ蝉や蝶が脱皮して羽化する時の光景に似ている。スルスルとシュルシュルと絡んでいたストレスが　気持ちよく解放されて行く様な快感。花の蕾を夕方グラスに活けて、その開花の様子を眺めた。

魅惑的な雲の巣状のかたちは　何をその機能に含めているのだろう。魂を操るように、我が魂を包むように触手は広がる。何処迄ひろがるのか際限なく。いつか見た広がりは今回はなかった。花にその企みを知られてしまったのだろう。不思議な花だ。

カラスウリ　すとれすの花夜を抱く

一面レースの様な花が闇に開いている光景は怪しいが夏らしい

コメント 2

不思議な綺麗な花ですね。
ストレスが開放される感じ、
いい表現です。
命はストレスを開放する作業かも
しれませんね。
by 青の風画 (2010-07-07 13:49) 

本日はお越しくださいましてありがとうございました。
ナイスありがとうございました。
私は普段、人工の造形物に関係する仕事なので
自然の造形ってとても美しく感じます。
人の発想を超えたものがあって素晴らしいと思います。
本日はありがとうございました。
by t-yahiro (2010-07-12 16:05)